すばらしい!
著者は過去の著作でなにやら怪しいものを書いたようですが、
本作は著者のその職業的知識に基づいた素晴らしいものになっています。
本の構成としては、始めに「戦術とは何か」を述べて、その後に
各章ごとに攻撃、防御、後退・遅滞、奇襲・急襲・強襲と分けて
戦例を見ていっています。
合計46戦例、日本古戦史から収録されているものが意外多かったのも
自分的には評価増しです。
見開き1ページごとに必ず図があるので理解しやすいですが、
戦術のための戦史なのでただ戦史を読みたいという人には
合わないかもしれません。
あと日本で定説とみなされている視点に沿って書かれています。
『戦術と指揮』と学研アーカイブ『戦術入門』を読んだ後で、
『名将たちの決定的戦術』とともに読むべき本ではないかと思います。
文句なしの星五つ!