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名品流転―ボストン美術館の「日本」
 
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名品流転―ボストン美術館の「日本」 [単行本]

堀田 謹吾
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

日本美術の名品は、なぜ、海を渡ったのか。

内容(「MARC」データベースより)

日本美術の名品は、なぜ、海を渡ったのか。NHK特集番組「よみがえる日本の至宝-ボストン美術館東洋部の一〇〇年」「横山大観-空白のアメリカ時代」とボストン美術館に関連する諸番組の制作にあたった著者の取材記録。

登録情報

  • 単行本: 338ページ
  • 出版社: 日本放送出版協会 (2001/02)
  • ISBN-10: 4140805811
  • ISBN-13: 978-4140805817
  • 発売日: 2001/02
  • 商品の寸法: 19.5 x 14.8 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 275,399位 (本のベストセラーを見る)
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By sasabon #1殿堂 トップ10レビュアー VINE™ メンバー
形式:単行本
丹念な記述を追ううちに途中で読むのをやめられなくなって、一気に最後まで読み進めました。推理小説の謎解きのような名画の流転に伴う不思議な変遷は、ダイナミックな運命をたどり、それに関わる人間模様と併せて知的好奇心を満たすのに十二分なものでした。

有名なお雇い外国人教師フェノロサが何故日本に渡ってくるようになったのかのくだりは興味を惹きました。彼が、狩野友信を通じて日本画の狩野芳崖、橋本雅邦の作品に関心を持ったことは後のコレクションにつながりますし、ボストン美術館での日本コレクションの礎を築いた過程はよく理解できました。

それに協力した岡倉天心による貴重な芸術作品の海外への持出しが、非難される行いだったというのはある面で理解できますが、日本美術の素晴らしさを世界に広めた功績もまた評価されるべきだと思いました。

大森貝塚の発見で有名なモースの知られざる日本美術の並外れた収集のお蔭で現在も散逸せずにボストン美術館に一括して傷まずに所蔵されているのは、もしかすると僥倖という性格すら帯びていると感じました。

「平治物語絵巻 三条殿焼き討ちの図」「吉備大臣入唐絵巻」流出を契機に、1933年当時の日本政府は「重要美術品等ノ保存ニ関スル法律」を作りました。文化財保護と国外持出し規制という観点は、当時の国策とも一致したのでしょう。それだけ価値ある作品だったといえると思います。

口絵の美術品の美しさや、文中のコレクションの素晴らしさに触れるにつれ、ボストン美術館の名品の一端に巡り会いたいと思いました・・・・。
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形式:単行本
テーマ、題材、取材過程そしてその成果は興味深く、内容的にも新しい驚きがあり好著と言うべきかもしれない。
しかし、著者の記述は以下の点で非常に読み難く、読者を意図的に混乱させる作為さえ感じる。

1.視点の混乱
著者の主観/見聞なのかフェノロサ各位の当時の記録なのか、はたまた周囲の証言者の引文なのか・・・本書を読んでいる間、視点は常に右往左往している。

2.時系列の混乱
著者の現地取材の「紀行文風」文章で始まりそのトーンで暫く続くのかと思いきや(せいぜい1,2行で尻切れトンボ)、何の余韻も脈略も無くいきなり明治時代(本書の主題だから致し方ないとは言え)に飛び、さらにボストン美術館の学芸員/客員研究者の話題が過去/現在入り乱れた形で叙述される。
ここでも読者は時系列の混乱に当惑し、読書ノートを採っても無駄だろうという虚脱感に襲われる。
そもそもこの著者は自身が体験/取材した日時を記す習慣すら無いようだ。

3.便覧/索引の欠如
第4章でアン・モースなる人物の記述があるが(これも取材日時不明)、ボストン美術館における肩書きが辛うじて書いてあるものの、読者の興味になりうるE.S.モースとの関係は一切記述されていない。赤の他人なら他人で、一言注釈があるべきだろう。
この件に限らず人物/時系列の整理をしようにも、索引も無ければ注釈も無いので、読者が成しえるのは「最初から読み直す」方法しか無い。

4・重要/軽量事項の混乱
岡倉天心がアメリカ人に梅干食わせたエピソードなんぞ本文で丸々1ページも費やす必要なし。せいぜい巻末注釈で十分。
この件に限らず、重要事項の追求が浅く、軽量事項で紙数を稼いでいる傾向が散見される。

総合感想:疲れました。再読に値しません。関連書籍を探します。これに限らずNHK関連書籍には金輪際近づきたくありません。
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