もうとにかく福山さんのテンションが高い高い!
某世紀末バンドボーカリストを思わせるようなノリ(ダジャレ付)で攻めてきたと思ったら、
逆にアリとかにコケにされ、卑屈になるときも罵倒するときもやっぱりテンション高め。
擬音もたまに自分で言ったりして、終始おちゃらけたキリギリス(桐谷)を熱演しています。
福山さんのドMな演技が好きな方には「本編 TAKE2」、
たたみかけるようなハイテンションの演技を聞きたいときは、「偉人編 〜ゴッホの場合〜」がお勧めです。
特に「テ〜オ〜(泣)」と泣きついてきた後のイッちゃった感じの独白は必聴です。
そして、このCDのもう一つの聴き所。
黒い日野さん(笑)。
基本的には真面目なアリ(有野)をはまり役で演じてますが、
「本編 TAKE2」と「本編 TAKE3」では、方向性の違う「黒さ」を演じ分けています。
どれ程ドSでどれ程ヤンデレ?なのかは、是非CDを聴いて確かめて下さい(笑)。
ただし、今回は
「歌は上手いがダメ人間のキリギリスと地味だがしっかり者のアリの友情物語」
を基本に据えているので、後味はそれ程悪くないです。
あと、隠れた聴き所としては、「プロポーズ編」のキリギリス・アリそれぞれのプロポーズの台詞でしょうか。
遊び人・真面目という今回の役柄からはみ出さないながらも、甘く又は真摯に口説いてくるので、
その部分だけ自分に語りかけてるものと思って聴く・・・という楽しみ方もできるかも知れません(笑)。
ちなみに、寺島さんは今回で本シリーズ二度目の出演を果たしています。
営業マンやマネージャー等、少年やイケメンとはまた違う役柄でいい味出しています。
残念な点は、初聴きの人には「バンド編」が中だるみに聞こえることでしょうか。
(実際に本編より長く、再生時間は12分あります。)
過去語りとバンド勧誘部分をもう少し短くすれば、
他のTRACKにあるスピーディーな感じから目立って浮くこともなかったと思われるので、
その点を勘案して星一つ減点させて頂いてます。
しかし、全体的には福山さんのお陰(笑)でテンションの高い1枚に仕上がっているので、
声優ファンと腐表現なしの掛け合いを楽しみたい方にはお勧めの一品だと思います。