筆者が提案した、THデータモデル、およびそれを利用した情報システムの設計について述べた本です。
エンティティとは?エンティティの分類(リソース、イベント・・・)、何のために分類するのか、Keyとは何か?データモデルの整合性の説明、画面/帳票の設計、THデータモデルを利用した情報システムの設計方法、成果物などが説明されています。最後に、少しだけ、成果物のサンプルが載っています。
「THデータモデル」を利用したデータモデルの設計が、半分以上を占めます。具体的に「どのような手順で、データモデルを作るか、どう図式化するか」の「How−To」よりは、エンティティとは?等、データモデルや情報システムの根本的なところを説明した部分が多いです。
丁寧にわかりやすく説明されていますので、「データモデルはじめて」の方でも読めるでしょうが、その凄さが「ピンとくる」には、ある程度、情報システム構築の経験が必要かな、という印象です。
逆に経験があれば、「なるほど!」と思う点が多いのかなぁ、という印象です。
具体的なHow−To本でなく、根本を考えていることから、この本で紹介されている方法を利用する/しないに係わらず、データモデリングや情報システムの開発に役立つヒントや、「気づき」が得られる本であると思います。