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名人―志ん生、そして志ん朝 (朝日選書)
 
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名人―志ん生、そして志ん朝 (朝日選書) [ハードカバー]

小林 信彦
5つ星のうち 2.8  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

2001年秋、古今亭志ん朝がこの世を去った。「志ん朝の死によって、ぼくの老後の楽しみはみごとに失われた」というほどの衝撃を受けた著者が、志ん朝、そしてその父・古今亭志ん生を軸に、東京落語の過去と現在を、自らの体験を織り交ぜて描く。この本は“ものごころついた戦前、和菓子の匂いと落語が家の中に漂っていた和菓子屋の子供”が、現代東京が喪った“言葉”“場所”“人”に捧げる、愛情あふれるオマージュであり、レクイエムでもある。

内容(「MARC」データベースより)

志ん朝は文句なしに「名人」と呼べる実力者でありながら、志ん生の存在があるので、人々はためらっていた…。志ん朝、そしてその父・古今亭志ん生を軸に、東京落語の過去と現在を自らの体験を織り交ぜて描く。

登録情報

  • ハードカバー: 186ページ
  • 出版社: 朝日新聞社 (2003/01)
  • ISBN-10: 4022598204
  • ISBN-13: 978-4022598202
  • 発売日: 2003/01
  • 商品の寸法: 18.6 x 12.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 2.8  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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18 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By カスタマー
形式:ハードカバー
出版の契機はともかく、小林信彦氏の落語関係の著述が初めて1冊に纏まったのは大変喜ばしいことである。同氏の評論の特徴は、かつて「富士に立つ影」やパトリシア・ハイスミスの著作や各種の映画等を推奨された時のように、対象に対して明確に自己の評価を示して、その魅力を読者に思わず手に取りたくなるように生き生きと伝え得るところにあると思うが、それは本書でも遺憾なく発揮されている。思えば、当方が初めて古今亭志ん生を知ったのも(勿論、同師は生前から名人・人気者であったとわけだが)本書にも収録されている「ある落語家の戦後」を昌文社の「笑う男 道化の現代史」の中で読み、その魅力を強く印象付けられた時だった。それから30年たったがいまだに志ん生のCDは売れ続けている。
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17 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By keiji44
形式:ハードカバー
著者は「日本の喜劇人」「おかしな男」等で、自らの見た喜劇人を活字に残すことで、彼らを正当に評価してきた。これは東京人でパフォーマンスアートに親しみ、なおかつ草創期からテレビ業界に関わった著者ならではの仕事であろう。

本書は、そういう著者が心底好きで敬意を持ってファンとして見てきた志ん朝師と父志ん生について書いた文章をまとめたもの。著者の他の本で見られるような一種の醒めた目線で芸人を見た記録と言うより、志ん朝という存在と同時代に生きる喜びと喪失感が語られる。つまり思い入れが深い。

と、いってもそこは玄人とでも言うべき著者、若い時にテレビで大人気を博してのちの身の処し方など冷静に見ているところもある。

本書で一番の強調されている点は、落語における”江戸言葉”の重要さ。下町生まれの著者のある意味での特権だが、江戸言葉の中で生まれた志ん朝師だからこそ平成に名人として演じられたのだという事が語られる。同じ意味で、地方出身の”落語おたく”は本書ではやや嫌われている感がある。

確かに下町言葉や山手言葉(山手だって普通の標準語と少し違う)といった東京弁をしゃべる人は、若くて60過ぎだろう。その意味では、著者の言う志ん朝師とともに江戸落語は終わるというのは当たっているのか。

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26 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By カスタマー
形式:ハードカバー
著者が様々な紙面に書き連ねてきたきた、志ん朝師への想いに加筆修正を加えてまとめた一冊。
散見する“掛けぶれ”などを見るにつけ、「ずいぶんと贅沢な顔ぶれだなぁ」と嘆息する資料的な楽しみ方は出来る。
が、いささか本人への想い入れが強過ぎる感が有るのと、随所で時代が前後してしまうのとで読みづらい。
もう少し構成を考えて貰いたかった。

あくまで好事家向けの“資料”としておススメの一冊。

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