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名をこそ惜しめ―硫黄島 魂の記録 (文春文庫)
 
 

名をこそ惜しめ―硫黄島 魂の記録 (文春文庫) [文庫]

津本 陽
5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (14件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

日本軍二万人、米軍三万人という未曾有の戦死傷者を出した太平洋戦争末期の激戦地、硫黄島。栗林忠道中将率いる第一〇九師団が、物量に劣りながらも米軍側に多大な損失を与えることが出来たのはなぜか。多数の硫黄島生還者に取材し、戦争の非情さを再現した著者渾身、文字通り「魂の記録」である。

内容(「MARC」データベースより)

未曾有の激戦地で、物量に劣る日本兵が米軍側に多大な損失を与えることができたのはなぜか。日本人の本質を問う、著者渾身の戦記。『オール読物』連載を単行本化。 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

登録情報

  • 文庫: 461ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2008/12/4)
  • ISBN-10: 4167314592
  • ISBN-13: 978-4167314590
  • 発売日: 2008/12/4
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.6 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (14件のカスタマーレビュー)
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By はいでお トップ100レビュアー VINE™ メンバー
形式:単行本
 「散るぞ悲しき」同様硫黄島での戦いを描いた本であるが、こちらは司令官ではなく生き残った兵士の証言を元に構成されている。少ない火力、欠乏している水や食料、過酷な環境の中で如何にして戦い抜いたか書かれている。

 多くの戦場では、追い詰められて、いよいよ投降か自決(玉砕)と言う状況では、武士道精神、軍規、多くの仲間が苦しみ死んでいること、などから投降することは恥ずかしい事で、兵士たちは自決をしたいと考えていた。本書でもそういう気持ちがよく伝わってくる。しかしながら、硫黄島の戦闘は、なるべく占領を遅らせる事が目的であるため、玉砕は許されておらず、一人になってっも生きて戦うように命令されていた。従って、武器もなく、食料もなく、追い詰められ退路もなく、生きることで精一杯の状況でも投降も自決も許されず戦い続けた。何が何でも戦い抜くこうとした日本兵の魂が伝わってくる。

 細かい内容は書きませんが、前線の兵士たちの証言は壮絶で描写的で生々しい。現代の困難は殆どままごとの様に思えてしまうほどである。彼らを思えば、どんな困難にも立ち向かえそうな気になる。
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36 人中、35人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
硫黄島の闘いに身を挺した人たちは、
今のボクには理解も及ばない、
想像もし尽くせない極限状況にいた

極限を越えた巨大で逃げ場のない現実に
生身で立ち向かわざるを得なかった男たちは
あの地獄の中でも確かに生き、
やがて銃弾と火炎に倒れていった…

1200キロ離れた故国に待つ
家族のことを想いながら生き、亡くなっていった
硫黄島に眠る人たちに、今初めて想いを向け、
一読者として敬意を捧げます。
このレビューは参考になりましたか?
60 人中、57人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
「お前らだけには殺られてたまるか」

硫黄島ではそれが合言葉であったのだろうか。

戦中の日本ではそれが合言葉であったのだろうか。

硫黄島に派遣せられたある部隊の中で、一人生き残った若い少尉が、仲間を殺していった米軍への憎悪だけで出来るだけ多くの敵を確実に殺していく場面があります。

「お前らだけには殺られてたまるか」

とずっとつぶやきながら激闘を繰り返し、いよいよ追い詰められた蛸壺の中で自らの顎に銃口を当て、地下足袋を脱いで足の指で引き金を引いて自決する。

自分ではわかったつもりで「戦争で亡くなった多くの若者の犠牲の上に今の日本とわたしたちがある」などと軽く口にしてしまうけれど、本当に私自身が戦争をわかっているのか疑わしくなりました。

 

私たちは本当の意味で幸せにならねば彼らに申し訳が立たないと思うのです。更にはそのこと以上にたくさんの惨い死に方を強いられた日本人、アメリカ人の魂を慰める必要があるということ、それは国を問わずに行われ続けるべきものでもあること、平和を祈ることなど、たくさんの課題を向けられ、戦死したものの魂を鎮めるにはどうすべきなのか、重くのしかかってくる作品です。結局鎮魂のためには、それぞれが自分にしかできない方法で模索していくよりほかに、現代日本においては術がない。

現在に直結する歴史を綿密につづった、非常に読み応えのある作品です。硫黄島の激闘を忘れるべきではない。
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お金がない
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投稿日: 23か月前 投稿者: amelshop
硫黄島の真実が描かれている
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投稿日: 2010/4/21 投稿者: RBM/MS
ほんとに惜しい
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この本を推す。
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投稿日: 2006/10/29 投稿者: 竹内正浩
迫真の名文しかし・・・
硫黄島は太平洋戦争中最大の激戦、そして圧倒的物量の差がありながら日本軍よりもアメリカ軍の損害が大きかった戦いです。作品では日本軍がいかに艱難辛苦を嘗めながらも不屈... 続きを読む
投稿日: 2006/3/12 投稿者: たかさん
忘れてはならぬ歴史の真実
数ある太平洋戦争の局地戦の中で、ややマイナーな感もある硫黄島での激戦に焦点を当て、その当事者達の言葉や史実を基に記した歴史的大作。... 続きを読む
投稿日: 2006/2/10 投稿者: ニー党
まさに魂の記録!
本書を拝読し、久方振りに鳥肌が立ち、目頭が熱くなり、しばらくは余韻が冷めやらぬ状況でした。

一気に読破してしまいました。... 続きを読む
投稿日: 2005/12/28 投稿者: キラークイーン
日本人として知らなくてはいけない事
... 続きを読む
投稿日: 2005/11/22 投稿者: ai0610
硫黄島
かつての激戦地だった硫黄島での戦闘を主題に、生存者たちの証言などを肉付けして構成された本。
小説というよりも、ドキュメンタリーの要素が多い。... 続きを読む
投稿日: 2005/11/5 投稿者: "さば定"
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