題名のとおり、著名人でも有名人でもない人の生き様を、詩的な短い文で構成していく独特の語り口で、リアルに描写している。著者ご本人は、詩を勉強した経験もある方で、すでに3年にわたって発行されているメールマガジン「リーダーへ贈る108通の手紙」の自然なタッチを、本書でも踏襲している。
さらに、5つのエピソードの随所に、名著や名言が、効果的かつ豊富に引用されている。これによって生き方のヒントを読者に数多くアクセスさせてくれる。
一気に読めてしまうにもかかわらず、深く勉強させてくれる。言葉を真剣に選ぶ著者自身の「生きるかたち」ゆえに生まれた、まさに、名もないがしかし良質な本である。