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同期 (講談社ノベルス) [新書]

今野 敏
5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (17件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

“願いはただ、同期を救うことだけ。” ウチコミの最中に逃走した暴力団員から発砲された警視庁捜査一課の宇田川を間一髪で救ったのは、同期の公安刑事だった。直後、その男は懲戒免職になり姿を消す。 --このテキストは、 単行本 版に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

家宅捜索中に逃走した暴力団組員に捜査一課の宇田川が発砲された。すると突如、同期の公安刑事・蘇我が現れ宇田川を助ける。だが3日後、蘇我は懲戒免職となり姿を消す。そして連続殺人の容疑者に。同期を救おうと宇田川は独自捜査を始めるが、組織の論理が高い壁となる―。予測不能!怒涛の展開が続く、警察小説の大傑作。

登録情報

  • 新書: 304ページ
  • 出版社: 講談社 (2011/7/7)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4061827863
  • ISBN-13: 978-4061827868
  • 発売日: 2011/7/7
  • 商品の寸法: 17.4 x 10.8 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (17件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 161,826位 (本のベストセラーを見る)
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15 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 馬場伸一 トップ500レビュアー
形式:単行本
男子三日会わざれば刮目して見ゆべし、という古言がある。
事件が刑事を育てる。仕事を通じて若者が成長する。

本作の主人公・宇田川刑事は、鬼の捜査一課長をして言わせしめる。
「こいつ、こんなに骨のあるやつだったか?」
本作の中で評者が一番好きな場面である。

同期の友人が懲戒免職になるが理由が分からない。上司には逆らわないことが一番、と役人根性を決め込んでいた若者が、不可解な事件を追っていくうちに公安の蠢動を察知する。
彼を突き動かすものは「捜査する」という刑事の本能だ。

「動く」彼に組織内から強い圧力がかかる。
その彼を助けるのは「刑事魂」を共有する同じ刑事たち。
中でも所轄で飄々と「刑事」を貫くベテラン刑事・土岐の人物造形が素晴らしい。

組織と戦い、組織に幻滅し、そして組織を深く理解する。
終幕のエピソードは、組織と葛藤し組織をとことん疑ったた人間こそが組織にとって真に有用であるという逆説を暗示しているように思える。

今野敏による警察小説の傑作が、またひとつ増えたと思う。
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11 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
ケイブンシャ版の安積警部補シリーズから愛読してきた読者なら__隠蔽(捜査)シリーズを経て、
本書へといたる今野敏の成熟ぶりに、感慨もひとしおではないでしょうか。
ともあれ今野敏、ただいま、ノリにノっています!
本書には、安積モノでお馴染みの、地道な捜査活動を通して描かれる刑事たちの人間模様、隠蔽シリーズでの警察組織内の軋轢、同シリーズ2作目から顕著になった推理ものらしきプロットの妙も欲張りに盛り込んで、なおかつ、これが本書での白眉ともいえる、組織で働く男たちの気概と誇りがリンと描かれた男騒ぎのする一冊です。
読み易く簡潔で無駄のない文体、構成展開に迷いのない明確な筆致にも唸ります。事実、一気呵成読了いたしました。
本書で、もしも初めて今野敏と遭遇される方がいらっしゃるなら、ブレイク以前の傑作本『触発』も大プッシュです!
このレビューは参考になりましたか?
4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
宇田川亮太32歳巡査部長、本庁捜査一課勤務。蘇我和彦、公安総務課勤務。宇田川と蘇我は同期で隠蔽捜査シリーズの竜崎哲也と伊丹俊太郎のような関係で、ひとつの事件を部署は違うが協力しあって解決していくのだなと思っていたら、開始早々から良い意味で裏切られる。

二つの殺人事件から捜査一課と組対四課の主導権争いの中で、植松や土岐などベテラン警部補の個性のある脇役を絡ませ、ストーリーはめまぐるしく進んでいく。土岐が掴んだネタを内緒で別の刑事に渡したことを詫びた時、土岐はさらりとこう云った。

「俺たちはね、ブンヤじゃないんだ。誰がどんなネタをいつ仕入れたなんて、問題じゃない。大切なのはホシを上げることだ。そうじゃないか?」。

このベテラン警部補はまたこんな事も云うのだ。「警察ってのは何だ? 何をするところだ? 出世競争の土俵か? 組織同士の政治的な争いの場なのか? 俺にとっての警察はそうじゃない。俺は捜査員だ。犯罪を捜査するのが俺の仕事だ。その為に俺は全力を尽くす。それの何がいけない?」

宇田川はこのような先輩たちに揉まれながら、一歩一歩刑事の何たるかを掴んでいく。同期ならではの多少臭い展開もあるが、ストーリーの拡がりも巧く収斂し、何よりも刑事たち各々の書き込みが過不足なく描かれ、暫く今野敏から目が離せない。
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最近のカスタマーレビュー
とにかく読みにくい。
文章が下手。読みにくい。
主人公の魅力が全然わからない。入り込めない。
「どういうことかわかるか?」... 続きを読む
投稿日: 6か月前 投稿者: タチコマ
今野漁りに走ります!!!
1ページ開いたが最後、はまること請け合い。サスペンス好き、ことに「警察もん好き」にはたまらない。 かといって、シリアスでもなくヘビーでもない。... 続きを読む
投稿日: 7か月前 投稿者: パンドラの箱
面白い!!
キャリアシリーズも面白かったが、これは最高でした。
佐々木さんの道警シリーズをスマートにした感じかな。
まさに一気読みでした。お勧めです。
投稿日: 2010/2/12 投稿者: 山田
警察の世界を堪能
今野敏の小説は、隠蔽捜査シリーズのみを読んできた。数々の賞を受賞し最も定評のあるシリーズだったからだ。... 続きを読む
投稿日: 2010/2/2 投稿者: eboshiiwa05
深みが無い
隠蔽捜査から確変したような作品をリリースしていた作者。資料がほとんどない公安の事案には手を出さない方が良かったと思う。
投稿日: 2009/11/19 投稿者: zeller
よみやすく、中身が濃く、読後感が良い
この著者の作品すべてに言えることだが

とっつきやすく読みやすいのに中身が濃く
リアリティにあふれているのに読後感が良い... 続きを読む
投稿日: 2009/10/29 投稿者: 藤本敦夫
不思議な感じ
少し不思議な感じがする。... 続きを読む
投稿日: 2009/10/11 投稿者: 凱晴
くそ度胸
優等生でいればいい、そう思っていた主人公の変わる様が非常に楽しめた。... 続きを読む
投稿日: 2009/9/26 投稿者: ぴ〜
刑事の成長物語
ちょっと期待し過ぎたせいでしょうか少し残念です。刑事が、事件とともに成長していく過程は良くわかるのですが、展開がいかにも都合良く回転し嘘臭く感じます。ボンがボンで... 続きを読む
投稿日: 2009/9/23 投稿者: ko_taro
個人と組織と男
今回も今野敏の世界でした。
組織に抗う男たちの物語。
主人公はもとよりベテラン先輩、課長、部長たちの男気。... 続きを読む
投稿日: 2009/9/5 投稿者: 蜂谷 正幸
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