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同族経営はなぜ3代でつぶれるのか?
 
 

同族経営はなぜ3代でつぶれるのか? [単行本]

武井 一喜
5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

日本にある企業の90%以上が同族企業ということ、知っていましたか?
同族経営を続けるには、マーケティングや資金繰り以上に、家族や社員との円滑なコミュニケーションが最優先の課題です。
この本では、“200年続く会社になる「仕組み」のつくり方”をキーワードに、日本全国の中小企業経営者の悩みや課題を解決する方法を述べていきます。

内容(「BOOK」データベースより)

オーナー経営者なら知っておきたい、「売上・利益アップ」「資金繰り」よりも必要なこと。200年続く会社になる「仕組み」のつくり方。

登録情報

  • 単行本: 240ページ
  • 出版社: クロスメディア・パブリッシング(インプレス) (2010/8/13)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4844371045
  • ISBN-13: 978-4844371045
  • 発売日: 2010/8/13
  • 商品の寸法: 19 x 12.7 x 2.3 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 85,734位 (本のベストセラーを見る)
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形式:単行本
家族・親族が会社経営の中核を担い続ける同族経営。

HONDAの創業者・本田宗一郎氏の、「自分の身内は会社に入れない」と同族経営を否定した話が清々しい話として語り継がれる一方、同族経営というと「遅れた」「稚拙な」といったイメージがあるように思います。私も同じようなイメージを持っていました。

しかし、本書を読んで同族経営の価値を強く感じました。家族・親族という、現在はもちろん過去・未来も含めたつながりを感じやすい存在があるからこそ、目先の利益や成果にとらわれないで、企業にとって大切なビジョンを守り続けられる。特に、資本の論理が容赦なく突き進むく現代こそ、こういった同族経営の価値が増しているようにも思います。

著者は自分自身が同族経営の4代目として会社を倒産させたという失敗体験を持っています。その体験を踏まえつつ、この同族経営を「ファミリービジネス」と呼びかえて、新しい視点で見直し、その強みを生かそうという活動を行っているコンサルタントです。本書からは著者の静かですが熱いメッセージが伝わってきます。

もちろん、同族経営には難しい部分があります。ファミリーとビジネスの境界線をどうマネジメントしていくのか? 同族内の対立にどう対処していくのか? 同族と非同族社員との関係はどうするのか? そして、世代交代は? 本書はそんなポイントと向き合い、わかりやすい言葉で解説しています。これは著者自身が実際に経験しているからこそできる表現でしょう。

振り返れば、これまでの日本企業は「会社は家族」と呼ばれたように擬似家族として、家族的要素を強みに持っていました。それが崩れ、今は次のあり方を求めている時期かもしれません。企業の中には、昔の家族的要素を取り込もうとしているところもあります。非同族経営であっても、本書が体系的に解説する同族経営の仕組みづくりから学ぶことは多いと思います。
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形式:単行本
本書には、4代目社長として家業を継ぎ、倒産を経験した著者の学びが、実践手法に活かされており、説得力がある。「7代200年継続するビジネスとファミリーの在り方を目指そう」、と呼びかける著者は、「同族会社」に代わって「ファミリービジネス」という新しい呼称を提唱する。

ファミリービジネスの要諦は、ファミリーとビジネスの境界線のマネジメントにある。ファミリービジネスは、「ファミリー」「ビジネス」「オーナーシップ」の3つが複雑に絡み合うため、3代目まで続くのは12%というデータがあるという。だが逆に、この壁を突破できれば、200年以上継続する長期繁栄を創造できる。

その鍵を握るのが「ファミリー力」である。「ファミリー力」とは、ファミリーのコミュニケーション能力である。著者の定義に耳を傾けよう。「コミュニケーションの意味は、送り手の意図にかかわらず、受け手に起きる反応であり、その結果は、相手の反応でわかるものです。それは、相手の意欲を高め、信頼関係をはぐくみ、健康的な集団を作っていく能力です。」(P92)

「ファミリー力」を高める手法は3つ。第1が「ファミリーミーティング」の開催。第2が「外部アドバイザーの活用」。第3が「事業承継計画の立案と実行」。著者は、事業承継は10年かけて実行せよ、と説く。この時間軸の置き方こそ、長期繁栄を目指すファミリービジネスの特性を象徴する。

長期繁栄しているファミリービジネスの多くは、利益を上げることと、社会に貢献する活動をすることを同時に達成している。「ビジネス=利益」「ファミリー=愛情」の両者が調和したとき、ファミリービジネスという名の社会活動が、非ファミリーを含めた社会全体の繁栄の礎を創造する。本書を読了して、深く共感する結語である。

著者のファミリービジネスへの深い洞察と愛情を実感できる良書である。ファミリービジネスに関与する人々に広く推奨したい。
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By ビタミン・トム トップ500レビュアー
形式:単行本|Amazonが確認した購入
会社が3代目まで受け継がれる確率は、12%だそうです。
本書の著者は、慶応義塾大学経済学部を卒業され、コロンビア大学で経営学修士(MBA)を取得された人物で、家業の4代目として事業経営が終わった体験が詳細に述べられています。

同族経営の視点から、これまでの経営書では見ることがなかった、数字では読み取れない家族関係、社内の人間関係、経営者の継承問題など、心の葛藤が伝わってきました。

特に、p84「MBAでは教わらなかったこと」は貴重です。

家族間のコミュニケーション、社員間のコミュニケーションが、特に大切であることを、繰り返し、主張されている。
パソコンの画面の数字だけを見て、コミュニケーションを軽視した経営者に警鐘を鳴らしている。

企業運営の栄枯盛衰の中で、200年続く会社になる「仕組み」のつくり方から、歴史的な継続性と、家族のあり方についても、幅広い視点で学ぶことができました。
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