若い世代の人々であれば、性的指向の如何に関わらず、一度は読んでみて欲しい本です。 確かに「内外のゲイムーブメントの流れ」から「カミングアウト」、「親との関係」、「老後」、「セックス」、「友情」、「性感染症」、「レズビアン&ゲイ・スタディーズ」まで、男同士の性愛をめぐる様々なトピックをわかりやすく解説してあり、ゲイシーン、ゲイライフ全般を概観できて、色々と参考になります。しかしながら、本来「西洋社会」のように宗教的な偏見の無い日本に於いて、何故に未だに同性間の婚姻権が認められないままでいるのか、また同性間婚姻権が大きな政治的・社会的問題として取り上げられないでいるのか、という甚だ重要なポイントをもっと鋭く剔抉して頂きたかったものです。