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12 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
吉野家に行きたくなる本,
By グラムドリング (神奈川県横浜市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 吉野家の経済学 (日経ビジネス人文庫) (文庫)
これを読んだ直後、昼飯を吉野家に食べに行った。普段なにも意識しなかった店内が、長年のノウハウを蓄積してできたものだとわかって面白かった。カウンターの幅や店員の立ち位置、鍋の高さなどいろいろ観察してしまいました。 本書は「吉野家の経済学」という題名で伊藤元重氏が経済的視点からコメントを随所に乗せているが、欲を言えばもっとストレートに経営学の視点からコメントされていると良かった。たとえば野中郁次郎氏が展開している知識創造企業の視点からコメントがあるというのはどうか。もし続編「吉野家の経営学」なんていうのがでたら買うと思う。
20 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
これはプロジェクトXの世界だ!,
By
レビュー対象商品: 吉野家の経済学 (日経ビジネス人文庫) (文庫)
バランスシートの軽い経営とは、土地や建物およびそれを取得するための負債を持たない経営のことである。バランスシートの軽い経営ならば、日本経済が抱えるリスク、すなわち金利の反転と土地価格のさらなる下落があったとしても企業は「生き残る」ことが可能である。一方、土地や建物の代わりに何を持つのか。「吉野家の経済学」で描かれる吉野家の経営では、ノウハウの取得に賭ける執念を感じる。そして、そのノウハウを貫徹させるための強い意思を。取得したノウハウを活かすための、店舗あるいは業務、そして事業領域の標準化への強い意思を感じるのである。吉野家の経営学では、280円の牛丼を実現するために、非常に細かい部分までおろそかにはしない検討とその結果の合理性が潜んでいる。それはまさに、プロジェクトXの世界である。
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
リスク管理が徹底された企業,
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レビュー対象商品: 吉野家の経済学 (日経ビジネス人文庫) (文庫)
本書が書かれたのは2002年ですから、ビジネス書としてはだいぶ古いものとなっています。それから狂牛病の件があって吉野家も大打撃を受けたわけですが、それでも未だに読む価値がある一冊となっています。一番参考になったのは、リスク管理の点です。特にキャッシュフローを常にプラスにしておくこと。そしてバランスシートを重くしないために、店舗から厨房機器まで、ほとんどをリースにしていることです。 リースにする利点としては、リース費が月々請求されるため、それを「コスト」として真正面から捉えられることが挙げられます。コストが増大してキャッシュフローがマイナスになれば、即座にスクラップする。だからこそ、黒字体質が維持されるというもの。そしてキャッシュフローがプラスであれば、倒産するというリスクからは遠くなる。一度倒産した企業だからこそ身につけている、危険予知だと思います。 他の細々とした事例も興味深いものです。
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