井上ひさし「吉里吉里人」を読了。年末からゆっくり読み進め、約1ヶ月で読了。ボリュームタップリの書でした。特出すべきは東北弁を駆使し、文化の違いまでに高めた使用法であろう。日本語にルビをふってまで東北弁(吉里吉里語)を前面に押し出した井上の覚悟に頭が下がる。またギャグは下品なものから、ハイブロウなものまで各種盛り込まれており、下ネタありのドタバタな面も多々あります。ですからなんとなく古臭く感じてしまう読者も多いのかもしれません。
ですが、東北のある地域が日本国から独立するなんて、同じ東北人として夢を感じてしまう。そうなのです、東北のアイデンティティはあるのです。ですから他地域と比較なんてすべきではありません。東北の気候や風土、そして言葉を愛すればいいのです。そこにきっと幸せがあるのです。
そんなことを、震災と絡めて、本書を読み感じたことです。
東北人は必読かもしれませんね。