著者は、下着メーカーのトリンプの社長として大活躍した吉越浩一郎氏である。“ノー残業デー”や“デッドライン”で有名な著者だが、今日読破した本はこれまで手に取った本とはアプローチが異なる。
今日読破した本は、私のような中間管理職をターゲットとした本である。
(中略)
中間管理職になったので、意識的にリーダーシップに関する本を購入した。マクロレベルでは複数の良書(「最前線のリーダーシップ」、「リーダー・パワー」)に恵まれたものの、ミクロレベルではこれといった本がなかった。
こんな本があればいいのになあ…と思っていると、吉越氏のblogを通じて本書が出版されたことを知った。直ぐに購入しコツコツと読み進めていると、中間管理職になってから疑問に思っていた点が氷解できた。
この本を通じて、私は5つのことを学んだ。ちなみに、デッドラインやノー残業デーと重複する箇所は省略している。
(1)「ホウレンソウ(報連相)」は百害あって一利なし
(2)下の2割の社員には、徹底的に一緒に仕事をするしかない
(3)優秀な女性ほど完璧な仕事を目指す傾向が強く、どうしても時間がかかる
(4)トップダウンが理想。朝令暮改を恐れず、迷ったら現場に戻れ
(5)正しいことで会社にとって必要なことなら、社員に訴え続けるのみ
なお、本書は付録として巻末に「上司力チェックシート」がある。これは、本書の内容を把握したか否か、並びに現在の管理能力をチェックする確認テストを兼ねている。
私もトライしたが、本書でも仕事に対する考え方で触れているようにゲーム感覚で楽しめた。ちなみに、点数は68点だった。
最後に、本書は新しく管理職に就くことになった方のバイブルとして最適である。新任中間管理職研修(?)のテキストとしては最適であり、値段も1,000円(税込)とお手頃である。
私の場合、中間管理職になってから1年後にこの本と出会ったが、1年早ければ試行錯誤をせず、半分以下の期間で現在の状態になったと思う。