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27 人中、25人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
一気に読める文庫本「平家物語」,
By カフェーツッカー (大阪府) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 吉村昭の平家物語 (講談社文庫) (文庫)
「平家物語」は長い長編である。これまで、有名作家が、それぞれの「平家物語」を書いてきた。その中で、本書は、「平家物語」の原文を、少年少女向けに現代語訳した本である。私は、「少年少女古典文学館 平家物語」(2冊)を持っているが、大きな本で、書架に入ったまま未読となっていた。今回、それが文庫本となったので、購入した。 厚い文庫本(542頁)であるが、簡潔で歯切れのよい文章に引きつけられ、物語の面白さも加わり、ぐんぐん読めた。巻末の解説にもあるように、本書は「平家物語」ダイジェスト版ではなく、古典に記されたエピソードが詳細に記述されており、少年少女だけでなく、大人の読者を引きつけて止まない。 最近、木津から般若寺へ通じる道路をドライブすることが多くなった。そのまま南へ坂を下れば東大寺横を通って、興福寺に出る。平重衡(しげひら)の南都焼き討ちも、この坂を下ってのことかと想像すると、その度に「平家物語」が蘇ってくる。一読を勧めたい一冊である。
4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
吉村昭の現代語訳「平家物語」,
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レビュー対象商品: 吉村昭の平家物語 (講談社文庫) (文庫)
角川ソフィア文庫「ビギナーズ」の平家物語の巻を読みましたが、それは「物語全体の流れをとらえ、当時の政治、風俗、地理、などの背景もわかる、楽しい先生の授業をうけているような気持ちになれる本」としてとても面白く、次の平家物語へのステップを作ってくれる本でした。そこで、次のステップの平家物語として、「原典の訳注つき」の本を読もうか、物語として発展させた吉川英治の「新平家物語」を読もうか、迷っていたところ、この吉村さんの本をみつけ、吉村昭と「戦記」平家物語、というとりあわせにひかれて、この本を選びました。 吉村さんらしい、たかぶらない、抑制のきいた文章でつづられる平家物語は、かなりのページ数省略(忠実に宗教説法部分まで訳せば、二、三千枚になるところを、この本は七百枚でおさめているそうです )はあるのですが、物語のバランスをそこなうことなく、しっかりとまとめあげられています。 吉村さんの訳文は、登場人物ひとりひとりの個性をくっきりときわだたせています。 ただ、この本はあくまでも「古典の現代語訳」なので、吉村さんの創作はいっさいはいっていません。それで、原典の、合戦での個人のたたかいぶりは細やかに描写されているのに、合戦全体の戦況の経過の描写がものたりないところなどはそのままになっています。その形で、現代の戦記小説を読むように読んでしまうと、どこか物足りない感じが読後に残ってしまいました。 「古典の訳文」を読むとき、特に「平家物語」のように「語り」であり「歌謡」でもある文学では、「古文」も対応してつけて、同時に読めるようにしたほうがいいのではないか、と思いました。味わう部分は物語だけでなく、ひびきの美しさにもあるのだろう、という気がします。
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
お子様と読みましょう。歴史に興味が有れば,
By ギター借金で購入おじさん (奈良) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 吉村昭の平家物語 (講談社文庫) (文庫)
簡潔で読みやすく子供(あまり小さい子は?小学生3.4年ぐらい??)吉川英治版はヘビー級、この本はライト級です。これは著者がこのようなことを述べています。歴史好きな方必読でしょう。
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