少し厚い本だが非常に「オモロイ」本でした。表紙のデザインもすばらしい。
吉本が草創期から現在に至る間での軌跡。したたかな大阪商人の創業者たち。
事業戦略ではヨシモトブックス、キャスティなど出版、映像、そして映画まで手に伸ばしている。
吉本はたくさんの優秀な人材を抱えているからインフラを自前で用意できればすべて自社の利益にすることができるわけです。
とにかく貪欲であり、すごいなあと思わずにはいられません。
かつてテレビ大好き、お笑い大好きで、NSCに入所することを本気で考えており、自分は特別なセンスを持っていると錯覚し、中二病に罹患していた(失笑)、
私にはある意味痛すぎる青春を振り返るという意味でも非常に興味深かった。
吉本に入れば金も名誉も手に入るという幻想がダウンタウンによって作られたと思う。
彼らはいわば宝くじの当選者であり、彼らがいるからこそ、吉本側もえげつなくそのほかの芸人から搾取できるわけである。
「お前もダウンタウンを目指せ!」と。
「マネージメントという名目の合法的な人身売買、社会的良識など通じないアウトローの芸人どもにムチを入れる猛獣使いー要するにテキヤ稼業の巨大化したもんが吉本興業です。」
中田カウス氏の吉本評がとてもわかりやすい。
いつか大阪に行く機会があれば必ずなんばグランド花月へ行きたいと考えています。