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7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
人間の意地が活き活きと書かれています。,
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レビュー対象商品: 吉宗と宗春 (文春文庫) (文庫)
歴史の主役格である吉宗のかげで、とかく悪役仕立てに描かれる宗春。しかし、実際には単に吉宗に対して徒に放蕩生活をいやみたらしくみせつけるているのが宗春ではなく、そこにあるのは倹約と米価政策を押し進める将軍に対し、全く正反対の経済政策を身をもってすすめる宗春こそ正しい。この作品ではまさに登場人物が各々の立場から各々の方法で自分の主張を体現していく。そこにあるのは「意地」である。悲しくも雄々しくもある意地の世界。 宗春の姿を通して描くこの世界は非常に新鮮かつ豪放。
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
後半になるほど、面白くなっていく,
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レビュー対象商品: 吉宗と宗春 (文春文庫) (文庫)
将軍吉宗と、尾張宗春の心理的戦い。宗春の高らかな笑い声が、耳に残りそうな小説。 その笑い声が、ラストに近くなると、ほとんど狂気に近くなる。 吉宗の、増上寺の参拝に、宗春が御三家として供奉するシーンが、素晴らしい。 しーんと静まり返った将軍の美しい行列に、宗春の笑い声が響いて、 ぞくぞくした。
3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
尾張の名君は天下の名君を越えられるか,
By 東行 (岐阜県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 吉宗と宗春 (文春文庫) (文庫)
天下の名君と名高い徳川8代将軍吉宗に抗い続け、遂に逆賊扱いされた「名君」尾張中納言宗春の物語。一般的に宗春は吉宗に政治的敗北をしたことで評価は芳しくない。 ただそれは結果論にすぎない。 今一度常識に立ち返れば地域密着型の積極財政政策をとれた宗春と幕府のみを考え「天下」一律の倹約政策しかとれない吉宗。 どちらが経済的に効率がいいか。宗春は再評価たるべき人間である。 それを著者は小説のなかで鮮やかに描いている。しかもこれを戦前に著すとは驚愕である。
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