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吉原御免状 (新潮文庫)
 
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吉原御免状 (新潮文庫) [文庫]

隆 慶一郎
5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (26件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

宮本武蔵に育てられた青年剣士・松永誠一郎は、師の遺言に従い江戸・吉原に赴く。だが、その地に着くや否や、八方からの夥しい殺気が彼を取り囲んだ。吉原には裏柳生の忍びの群れが跳梁していたのだ。彼らの狙う「神君御免状」とは何か。武蔵はなぜ彼を、この色里へ送ったのか。―吉原成立の秘話、徳川家康武者説をも織り込んで縦横無尽に展開する、大型剣豪作家初の長編小説。

登録情報

  • 文庫: 429ページ
  • 出版社: 新潮社; 改版 (1989/09)
  • ISBN-10: 4101174113
  • ISBN-13: 978-4101174112
  • 発売日: 1989/09
  • 商品の寸法: 15 x 10.8 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (26件のカスタマーレビュー)
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13 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
後の代表作「一夢庵風流記」「影武者徳川家康」などに引き継がれる、隆慶一郎の思想的バックボーンが明らかにされている。

デビュー作ながら、重厚な資料解析に土台を置いた、綿密な時代考証と伝奇作家としての想像力の豊穣さ…そして、男が男に、女が男に、男が女に「惚れる」とはどういうことかを痛烈に教えてくれる。

僕ら団塊ジュニア世代は、氏の作品には週刊少年ジャンプの原作として、間接的に触れ、原哲夫の描くいい男・いい女を媒介として吸収した。

もっと多くの作品に触れてみたかったと思う作家だ。
このレビューは参考になりましたか?
7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
肥後山中で宮本武蔵に育てられ、二天一流の教えをうけた松永誠一郎。師の遺言に従い、理由もわからないままに江戸は吉原へと出てくるが、そこで待っていたものは、徳川家康の手による認可状「神君御免状」をめぐっての、裏柳生との血で血を洗う争奪戦だった。

我が敬愛する作家、隆慶一郎の記念すべき処女作です。流麗な文章といい、巧みな筋の運びといい、とても処女作とは思えないできばえです。さらには、後の多くの作品でも主題となっている傀儡子や山窩など、為政者から人に非ずと人としての地位を認めてもらえず差別されながらも、自由に気ままにそしてしたたかに生き延びていく流浪の者たちへと向けられた視点、史実として一般に受け入れられていることへ懐疑の目を向け、残されている史料を縦横無尽使い、独自の歴史観を持っての考察などなど、処女作にしてすでに完成していた作家といえるのではないでしょうか。

作者が第一作で目を向けた先は花街・吉原。飾り立てた花魁が行き交う華やかな町、「男には極楽女には地獄」の欲望と恨み辛みが積もりに積もった、それだからこそ余計に活気にあふれる町。しかしそれは表の顔。一歩裏に回ってみると、そこは・・・、と書けるのはここまで。詳しく書きたいんですが、あんまり書くと興味をそいでしまうことになりかねないので。この吉原の真の姿、史料を元に作者が想像を膨らませて創り上げた吉原像にすぎないのかもしれませんが、それでも、もしかしたら・・・と思わせるには充分で、今まで知っていると思っていたことが覆されていくゾクゾクとした快感はたまりません。

松永誠一郎と、ある一族の存亡と誇りを懸けた戦い、お気に召したら、続編『かくれさと苦界行』も読んでみてください。

このレビューは参考になりましたか?
11 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
夢の都-吉原- 2001/10/1
By カスタマー
形式:文庫
松永誠一郎の剣技も柳生の執念も凄いが、ただの色町だと思っていた吉原がこんなに素敵すぎる、偉大な価値を持っていたなんて。。。タイトルからもわかるとおり御免色里。今日の吉原とはおよそかけ離れた誇り高き存在である。一読の価値あり。続編のかくれ里苦界行もオススメです。
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発想は面白い。
縄田一男さんという方が、中日新聞に近年の時代小説の流れを紹介するコラムを連載された際、隆慶一郎さんだけを別格扱いにしておられる印象を受けましたので、この「吉原御免... 続きを読む
投稿日: 2日前 投稿者: スメルジャコフ
面白いヒーロー物だが……
面白いヒーロー物であることは確かなのだ。
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投稿日: 10か月前 投稿者: 黒崎
優しさは悪という命題
肥後の国の山中奥深く、彼の剣豪・宮本武蔵に育てられた松永誠一郎。彼には出生の秘密がある。武蔵の死後、遺言に従い山を下り、江戸の遊郭・吉原へと赴いた。... 続きを読む
投稿日: 17か月前 投稿者: ウェルズ
剣戟・伝奇・浪漫をそろえて、春が匂いたつ一冊
あらすじや面白さのいちいちは、他のレビュアーさんにお任せするとして、
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投稿日: 23か月前 投稿者: せいちゃん
初めて読んだ隆慶一郎作品
... 続きを読む
投稿日: 2009/6/10 投稿者: 久保田真史
少年漫画的
新吉原を堺のような自由都市、城砦都市とした発想が面白い。徳川幕府の定める身分制社会から自由な、独自の法を持った町。それがまさに、将軍のお膝元にある。吉原の自由を保... 続きを読む
投稿日: 2009/5/29 投稿者: クレームジャンパー
漫画的
家康影武者説や光秀生存説など、設定がかなりファンタジーで漫画っぽい小説である。主人公も強い、優しい、誠実と典型的なヒーローで格好良い。舞台が吉原なだけに性的描写が... 続きを読む
投稿日: 2009/4/5 投稿者: Mr Mojo Risin'
隆慶一郎の原点です
これを読んで、隆慶一郎のファンになりました。

歴史小説の最高傑作のひとつです。
投稿日: 2009/2/17 投稿者: ヌル
素直に驚いた。これが初の長編作品ですか
作者は脚本家としての経歴があって話を考える、作ることの経験と実績が既にあったとはいえ、初の長編作品でここまで小説として面白く、素晴らしく独創的で、まるで読者を網で... 続きを読む
投稿日: 2008/9/11 投稿者: ぶるあ
この作者の新刊が読みたかった
作者の名前は以前から知っていたが、お亡くなりになっていたとは知らなかった。
もっと以前にめぐり合えなかったことが残念でならない。... 続きを読む
投稿日: 2008/4/17 投稿者: I'll go to a place in the sun
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