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合葬 (ちくま文庫)
 
 

合葬 (ちくま文庫) [文庫]

杉浦 日向子
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登録情報

  • 文庫: 197ページ
  • 出版社: 筑摩書房 (1987/12)
  • ISBN-10: 4480021922
  • ISBN-13: 978-4480021922
  • 発売日: 1987/12
  • 商品の寸法: 14.6 x 10.6 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (11件のカスタマーレビュー)
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5つ星のうち 4.0 彰義隊士の実像に迫る, 2001/11/9
By カスタマー
レビュー対象商品: 合葬 (ちくま文庫) (文庫)
彰義隊を鳥瞰するのではなく、末端から捉えた意欲作。上野戦争に至るまでのある彰義隊士の事情を克明に語った上で、上野戦争の悲劇を見事に描き切っている。
登場する少年の心理には大変リアリティがあり、 決してこの戦争を美化しない、一切の嘘を認めないストイックな描写も、却って心地よい衝撃と共に清清しい感動を覚えさせてくれる。この絶妙のバランス感がたまらない魅力だ。
巻末の「長崎より」は、読後の清涼感を一層際立たせている。
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39 人中、36人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 無駄な血の痛ましい記録, 2004/8/9
レビュー対象商品: 合葬 (ちくま文庫) (文庫)
ある意味作者杉浦日向子はこの作品を描く必要ななかった。「江戸」の中で安穏としていればよかったのだ。

しかし、歴史が江戸ののほほんを許さなかったのと同じく、彼女も江戸の終焉を描かざるを得なかったに違いない。僕らも読まずに済めばそれはそれで幸せだったかもしれない。ただし、杉浦日向子に魅せられた者としてそれを回避する術を僕は持ってない。だから、読んだ。そして、泣いた。

彼女が良く使うフレーズ「私はわかりたくありません」を倣えば、彼女は幕末の動乱への「賛辞」をわかりたくないのだろう。端的に言えば作者は「明治維新」を認めなくないのだ。そう、権力の移譲だけなら何もあのように多くの血を流さずに済んだのではないか、と。

その確信の下に丹念に描かれていく「無名」兵士たちに付されたディテールの数々は、幕末を「青春グラフィティ」のまばゆい光として描く風潮に厳しく異を唱える。そして、それが声高でないだけに余計に痛々しい。

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10 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 漫画をナメてました。申し訳ない。, 2006/8/4
レビュー対象商品: 合葬 (ちくま文庫) (文庫)
彰義隊の物語は会津藩の行末と共に、近代化へシフトしてゆく

日本の悲話として有名だが、彼等の微妙なポジションやその中で

揺れ動く若い士族達の心情が実に良く、しかも劇画チックな過剰

さを排して描きだされている。

凡百の歴史小説やドラマ・映画など足元にも及ばないほど、完成

度の高さにまづ驚かされる。
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