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合理的な愚か者―経済学=倫理学的探究
 
 

合理的な愚か者―経済学=倫理学的探究 [単行本]

アマルティア・セン , 大庭 健 , 川本 隆史
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 3,150 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容説明

In the course of his distinguished career, Amartya K. Sen has scrutinized the foundations of economic theory and analysis. He has brought into sharper focus such concepts as choice, preference, rationality, aggregation, evaluation, and measurement, and applied these concepts to the economic issues underlying universal social concerns, among them inequality, unemployment, poverty, human welfare, liberty, rights, justice. The twenty essays in this book encompass both these aspects of Sen's economic endeavors.

Kenneth Arrow has written that "Sen's mastery in the fields of social choice, the foundations of welfare economics, and, more broadly, distributive ethics and the measurement problems associated with these fields is unquestioned. The selection of articles fully reflects his work in this area ... a number of the papers are already classics."

The author has provided a substantial introduction to the book that interrelates his diverse concerns and analyzes the wide-ranging discussions that were generated by the original papers, while stressing the central concepts and underlying issues.

His writings are distributed among five topical sections: Choice and Preference, Preference Aggregation, Welfare Comparisons and Social Choice, Non-utility Information, and Social Measurement. The contributions have been collected from many journals in the fields of economics and public affairs and from books that were published between 1966 and 1980.

Amartya K. Sen is Drummond Professor of Political Economy at Oxford, and Fellow of All Souls College. --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

〈リベラル・パラドックス〉の問題提起を携え、経済学と倫理学の荒野を転戦する変革者の軌跡。暖かい心と冷静な頭脳と。

登録情報

  • 単行本: 305ページ
  • 出版社: 勁草書房 (1989/04)
  • ISBN-10: 4326152176
  • ISBN-13: 978-4326152179
  • 発売日: 1989/04
  • 商品の寸法: 19 x 13.6 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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最も参考になったカスタマーレビュー
17 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By amar
形式:単行本
本書に載せられた論文は、現在のセンの理論を理解するために重要であるだけではない。社会的選択理論を学ぶ上で必ず読まなければならない論文が載せられていると考えられる。

 例えば、権利の定式化についての論争は『パレート派リベラルの不可能性』においてSenがはじめて行った自由の定式化に対する批判から始まったものである。このようなトッピクを研究しようと考えるならば、まずこの論文は読まれなければならないであろう。他にも功利主義への批判など、Senの良識ある考え方には学ぶべきところは多いのではないのだろうか。

 ただ、訳本で削除された論文がかなり多いのが残念である。

このレビューは参考になりましたか?
16 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By カスタマー
形式:単行本
「パレート派リベラルの不可能性」「合理的愚か者」「何の平等か」など、社会的選択理論を学ぶ人にとって、また、センのような経済学に倫理学の考え方を取り入れることに興味をもつ人にとって、とても重要な論文がのっているとおもいます。現在の社会的選択理論のいくつかの問題は、これらの論文から発せられたものです。20年以上前の論文ばかりですが、センのするどい思考に感動させられます。ただ、原典からかなり削除された論文があります。
このレビューは参考になりましたか?
8 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
正義への欲求 2010/1/22
By θ トップ1000レビュアー
形式:単行本
彼の厚生経済学批判の根幹を(強引に)一言で表すと「人々は効用のみならず正義への欲求も持っている」という点に集約されるだろう。

表題作「合理的な愚か者」では、効用(選好)に基く経済理論を批判するのだが、そこで批判の論拠として出すのがコミットメントである。
コミットメントというのは端的に言えば「正義の実現への希求」であり、この概念は選好順序の問題としては取り扱えない。
なぜなら、効用が純粋に帰結のみに作用するのに対し、正義は実現までのプロセスや行為者の意図に依存するからである。

「何の平等か?」では、功利主義やレキシミン原理が、端的に言えばごく一部の情報のみで全体の配分を考えているという点を挙げて批判する。この点は「個人の効用と公共の判断」でも取り上げられている。
そこで登場するロールズ的発想は、同じ効用を得るでも、正義に乗っ取るか否かという点が関わるのだという視点である。
(ただしロールズ的な思考は同様に基本財の配分にのみ着目するという欠点があるためにやはりセンは批判するのだが。)
そこで彼が提起するのが「潜在能力」論である。(この点は福祉の経済学―財と潜在能力)に詳しい。

あとは有名なリベラルパラドックスやパレート伝染病の話だが、これは「きめ方」の論理 ―社会的決定理論への招待―にわかりやすい解説が載っているので、そちらも参照するといいだろう。
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