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合意術 「深堀り型」問題解決のすすめ
 
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合意術 「深堀り型」問題解決のすすめ [単行本]

久恒 啓一
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商品の説明

出版社 / 著者からの内容紹介

「なあなあ主義」の合意では解決が先送りされるだけ。少数意見を尊重し、皆が納得した合意が問題解決には最も重要だと提唱。そのためには定性情報を重視せよ、図解を活用せよと、うまい合意の取り方を説いた意欲作。

内容(「BOOK」データベースより)

なあなあ主義や問題の先送りはもう限界。この手法を使えば、難しい問題もたちまち決着。「図解」に続く「仕事革命」を提唱する意欲作。

登録情報

  • 単行本: 250ページ
  • 出版社: 日本経済新聞社 (2005/7/13)
  • ISBN-10: 4532312310
  • ISBN-13: 978-4532312312
  • 発売日: 2005/7/13
  • 商品の寸法: 19.5 x 14 x 2.5 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 551,423位 (本のベストセラーを見る)
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形式:単行本
 会議が上手く行かない、集団の士気が低い、もっと考えて行動する人材が欲しい……そんな思いを抱いている人はこの本を読んでみる価値があります。
 非常に良い本だと思いました。やさしい言葉・豊富な具体例で誰でもすらすらと読むことができるはずです。著者は日本航空の労務担当・広報担当を経て、大学教授として宮城県の自治体のコンサルティングをしている人物で、その体験が具体例として描かれています。それゆえ机上の空論からは程遠く、実践的な内容となっているのです。

 この本に書かれていることは、一言で言うならば「どんな議論のしかたが理想的か?」ということです。議論が決着すると、そこに合意が生まれます。それゆえタイトルが『合意術』なのです。

 著者は合意には「よい合意」と「悪い合意」があると言います。「悪い合意」とは司会者や会議の重要人物などの鶴の一声によってなあなあに決まってしまう合意のことです。逆に「よい合意」とは参加者が「腑に落ちる」感覚を持てる合意です。

 「よい合意」は、その後のやる気が違います。なぜならば「よい合意」に至る過程で参加者がお互いに議論を尽くし、全員が「何が問題なのか?」を深く理解し、解決するための意欲が湧くからです。私もこのような合意が生まれれば理想的だと思います。

 特に感心したのが「定性情報」についての考察で、少数意見こそが、問題を読み解く鍵になることを著者は主張します。例えば、著者が勤めていた日本航空が機内禁煙に踏み切ったきっかけは、利用者のコメントカードに寄せられた少数の苦情(食器のニオイ、スチュワーデスの化粧のニオイ、タバコのニオイ)をきっかけに、匂いに敏感な人が増えてきたという隠れた情報を読み取ったためです。
 これらのニオイに関する苦情を最初に提出した人は、普通の人よりも時代を先取りした感度が鋭い人であり、このようなデータは数学的な分析から手に入れることはできないことを筆者は説きます。
 「お客の声を生かそう」「市民の声を生かそう」というような言葉はよく使われますが、どのように生かすかに対する方法論を私はあまり知りません。この本にはその過程がつぶさに描かれ、納得させられることしきりでした。

 私の拙い説明でどれほど良さが伝わったのか非常に心許なく思いますが、読んでいて何より「ああ、こうすれば良いんだな」という実感が湧きました。次の日から少しずつ実行しています。この本の一番良いところは、特に難しい技術を覚える必要が無い、ということです。筆者の主張を私なりに噛み砕くと「相手に問題の全体像を示して(見晴らしをよくして)、一緒に答えを探っていく」というものなので「見晴らし、見晴らし」と考えつつ著者の考えを実行しただけで、確かに会議の雰囲気が一変しました。反応が良くなったような気がします。

 とにかく、良かったのは具体例の一つ一つが腑に落ちたこと。決して押し付けがましくなく、手品の種明かしをされているように「なぜそうなるのか」を体験できました。
 この合意に関する議論が深まって欲しいという願いをこめて星4つです。
 できるだけ多くの人に読んでいただきたい本だと思います。

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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
この本を読んで、腑に落ちました(=深く理解でき、心の底から納得し、読んでよかったと思いました)。今、「深く理解でき・・・」と書きましたが、私の場合は、図読しないと深く理解できないので、手元に自分なりの図解の七つ道具(A4無地のスパイラルノート、0.9mmのシャープペン、蛍光ペン、4色ペン、辞書、パソコン、ポストイット)を置き、手を動かしながらの読書になります。
さて、今回図読していて楽しかったのは、「よい合意」と「悪い合意」の違いを図解していく途中で、腑に落ちる⇔腑に落ちない、説得⇔納得とかいった本文中にある言葉の他に、本文中には無い対比語を辞書で調べながら図にしていったことです。
久恒先生が常々おっしゃっていますが、「自分の関心や目的意識を中心に読んだら、この本はこうとらえることができたと割り切って読めばいい。読書とは、本来そういうもの・・・」という気持ちで本を読むと、読書も楽しいですね。
人間誰でも、朝起きてから寝るまで、合意形成の必要性の連続ですから、合意術の守備範囲は広いですし、奥も深いですよね。
今自分にとって一番重要なことを深く掘っただけでも、面白そうです。
さ、もう一度読んで、すごく興味のある部分を図解するとします。
このレビューは参考になりましたか?
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
合意形成が絡む問題は我々の身の回りに山積しているが、問題というものは一つとして同じものがないことから、合意形成に確実な方法論は存在しないと考えていた。そんな考えを一蹴してくれたのが本書である。これはスゴイ!
合意とは、それ自体を目的にしても得られるものではなく、問題解決の中で生まれてくる、と著者は言う。目の前の合意をどうやって取ったらいいかと悩む私たちに、「目先のことにとらわれずに本質から迫っていけ」と言ってくれているようだ。
物事の本質をつかむことの出来る人は、どんな分野でも人よりも抜きん出ているが、本書を読めば、著者独自の「物事の本質のつかみ方」を知ることが出来る。しかもその方法論は我々でも使いこなすことが可能なのである(多少は慣れが必要かもしれないが)。
小手先で論を展開する他の本とは違い、著者の経験から生まれてきた実践的理論にはうなずけることがたくさんある。「賢いビジネスマン」になりたい人はもちろん、「頭のいい社員」を育成する上でも、大いに参考になると思う。
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