内容紹介
未曽有の金融恐慌の核心にあるのは意思決定論の数学的な合理性と、その合理性を発揮させる条件とのずれにある……。裁判員制度において刑事裁判の過程で問題となる「故意と過失」についての基本的な考え方とは?イスラム教国に武力で西欧型民主主義を押し付けることは正当であるか?――といった興味深い話題を取り上げながら、人間が相互の合意によって法律、規範などを作っていく過程の原則について具体的に解説する。
現代社会の様々な問題解決のために、我々は、いかに合意を形成させ、ルール作りを行い、そして正義を確立させればいいのか?―そのための最も有効な手段、それが応用倫理学である。本書では、生命操作の行方、環境問題解決のための合意、刑罰・罰則のあり方、等々、近年世間を騒がした社会問題を俎上にのせ、応用倫理学の視点から、明快な問題解決へのヴィジョンを提示する。
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第1章 よい合意とは何か
第2章 意志決定の数学的理論
第3章 最初の合意形成――交易とナッシュ均衡
第4章 相互性の倫理と「善きサマリア人」の倫理――カントとハバーマス
第5章 人間に立法権はあるか
第6章 合意形成の条件
第7章 裁判という合意形成
第8章 法律をつくる合意――代理母を実例に
第9章 最後の合意形成
第10章 異なる文明間の合意形成は可能か
あとがき――本書の理論的背景
内容(「BOOK」データベースより)
未曽有の金融恐慌の核心にあるのは意思決定論の数学的な合理性と、その合理性を発揮させる条件とのズレにある…。裁判員制度において刑事裁判の過程で問題となる「故意と過失」についての基本的な考え方とは?イスラム教国に武力で西欧型民主主義を押し付けることは正当であるか?―といった興味深い話題を取り上げ、問題解決に必要な合意形成による法律、規範づくりのための明快なヴィジョンを提示する。