ベーカー&マッケンジー、KPMG FAS、マサーによる本書は実務ハンドブックというには聊か大作であるが、実際にM&Aに際して必要な事項が網羅されている。
買収までの候補の選定、評価についてもカバーしているが、PMI買収後の統合作業が案件成功へのキーであるとの考察に基づき、そこに大きな頁数が費やされている。現在正にM&AのClosing,PMIに直面しているので疑問に思った項目を参照する目的で非常に有用である。
先日、本書の出版記念のセミナーにも参加してきたが、それぞれが互いの出来栄えに影響されて内容を磨いてきた結果、頁数が段々と多くなっていったという。値段も高く思われる方もいるかもしれないが、これらの専門家にフィー・ベースで相談することを考えれば、むしろ安いくらいであると思う。