この雑誌について
『街道をゆく』。――それは、25年にわたる長期連載を通じて歴史のダイナミズムを通して日本人とは何かを探った、作家司馬遼太郎のライフワークです。街道に息づく歴史、行き交った人びと、その土地での出会いと心のやりとりなど、今なお私たちを魅了する司馬遼太郎の時空を超えた旅が、美しいビジュアル誌面で蘇ります。日本とアジアを中心に地域別の50冊。司馬遼太郎が歩いた67の「街道」を、その思索の核心となる文章と取材当時の貴重な写真、そして第一線カメラマンが撮影した現在の写真で再現しました。司馬遼太郎がその場所で何を見て、何を考えていたのかが追体験できます。「街道」の歴史、ゆかりの人物、風土や自然を、貴重な資料写真とわかりやすいビジュアル展開で、専門家がやさしく解説。『街道をゆく』を読むときに知っておきたい知識がコンパクトに詰まっています。司馬遼太郎の歩いた道すじを克明に追った鳥瞰図や、立ち寄った店や泊まった宿の情報など、すぐに役立つ旅のヒントもぎっしり。さらに、沢木耕太郎・池澤夏樹・立松和平ら、現代を代表する作家たちが司馬遼太郎の足跡をたどりつつ、自らの感性で「街道」の旅を綴った「リレー紀行」、陳舜臣・鶴見俊輔・安野光雅など司馬遼太郎と親交のあった当代一流の文化人らが思い出を語る「司馬さんの風景」、歴史漫画の第一人者である黒鉄ヒロシが「街道」のドラマチックな歴史シーンを独特のタッチで再現する「黒鉄ヒロシの『街道』名場面」など、連載も充実。また、第8回司馬遼太郎賞を受賞したばかりの評論家・松本健一が毎号巻頭のコラムでその「街道」のポイントを解説、読者を「街道」の旅へとナビゲートします。