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司馬遼太郎が考えたこと〈13〉エッセイ1985.1~1987.5 (新潮文庫)
 
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司馬遼太郎が考えたこと〈13〉エッセイ1985.1~1987.5 (新潮文庫) [文庫]

司馬 遼太郎
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

「バスクへの盡きぬ回想」「日韓断想」「井伏さんのこと」「書生の兄貴」「並みはずれた愛」「裾野の水」「土と石と木の詩」「昔をいまに」「樹木と人」「浄土日本的思想の鍵」「大阪の原形」ほか42篇(うち単行本未収録30篇)。 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

’85年9月、プラザ合意が成立。急速な円高が進行し、日本はバブル景気に沸き返った。いっぽう豊田商事会長刺殺など経済事件も多発。このころ司馬遼太郎は『アメリカ素描』を連載、また『この国のかたち』の執筆を開始している。’87年、『ロシアについて―北方の原形』で読売文学賞を受賞。この巻は「義経と静御前」「時代を超えた竜馬の魅力」「私の古代像」や近藤紘一への弔辞など54篇。

登録情報

  • 文庫: 528ページ
  • 出版社: 新潮社 (2005/11)
  • ISBN-10: 4101152551
  • ISBN-13: 978-4101152554
  • 発売日: 2005/11
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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形式:文庫
これは、1985年から約2年間の司馬さんのエッセイを綴った書です。

それまで、多くを日本や中国について執筆されていた司馬さんですが、85年にアメリカを取材され、「アメリカ素描」を書かれました。司馬さんの目を通すと、中国などに比べて浅い歴史なのに、いかにも民族が融合したアメリカの新しい文明を見ることができます。

また、「ロシアについて」も執筆されていますが、ベルリンの壁が崩壊する直前に、両国を記事にされたことが、司馬さんの見通しというものを感じさせます。

「時代を超えた竜馬の魅力」では、勝海舟と竜馬の会話から、中国の堯舜時代を引用され、海援隊のいろは丸事件を題材に、岩崎弥太郎の活動と九十九商会から三菱への興りを語られています。

「大阪の原形―日本におけるもっとも市民的な都市」では、縄文時代から明治維新を振り返りながら、大阪が果たした歴史的役割を物語っておられます。

どのエッセイを読んでも、司馬さんのこの知識力には、本当に驚かされます。
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By 内田裕介 トップ500レビュアー
形式:文庫|Amazonが確認した購入
第13巻は司馬62歳から65歳ごろのものである。

12巻でもそうだったが、日本と韓国との関係のむずかしさに心を痛めている様子が伺える文章が散見される。

同じ中国文明圏のなかで文化、言語、文字、宗教など多くのものを共有してきたにも係わらず、両国の気持ちの隔たりはいまだ大きい。昨今の韓流ブームで日本側の垣根は低くなったようにも思うが、一方で小泉首相の靖国参拝への強い批判があり、逆に日本からは批判への強い反発もある。司馬は決して贖罪論者ではないが、同じ文明を呼吸してきた素性の近しい民族としてもっとわだかまりなく付き合いたい、という気持ちが強いのだろう。そんな司馬の文章には、近くて遠い隣人たちとの折り合いの付けかたについて、いまなお、多くの気付きがある。

他に「竜馬がゆく」の執筆秘話が披露されていて、司馬が竜馬に惹かれていく過程がなかなか興味深かった。
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