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司馬遼太郎「坂の上の雲」を読む
 
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司馬遼太郎「坂の上の雲」を読む [単行本]

谷沢 永一
5つ星のうち 3.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

『坂の上の雲』は日清・日露の戦争を舞台にした大河小説である。明治の夢を生き抜いた三人の男―近代日本・栄光と誤算の真実に迫る。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

谷沢 永一
1929年大阪市生まれ。関西大学大学院修士課程修了。専門は書誌学、近代日本文学。関西大学文学部教授を経て、同大学名誉教授。サントリー学藝賞、大阪市民表彰文化功労賞、大阪文化賞、読売文学賞、毎日書評賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 213ページ
  • 出版社: 幻冬舎 (2009/04)
  • ISBN-10: 4344016629
  • ISBN-13: 978-4344016620
  • 発売日: 2009/04
  • 商品の寸法: 17 x 11.4 x 1.5 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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6 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
原本は司馬さんの最高作と思っていましたが、NHKで上映すると知り”再読”し、この本のおかげで"三読”できた感じです。しかも司馬さんの透徹した史観を、興味十二分に深読みさせてくれた快著です。なお新聞連載だからこそ、余談で作品の幅と奥行き増したのは幸いでしたが、編集者が司馬さんを"神格化”し、たとえばニコライ皇帝が日本人を猿呼ばわりそたと3回(か4回)もダブらせたまま(最初の単行本版)のはいただけません。司馬、谷沢両氏に脱帽!!
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By TSS トップ500レビュアー
形式:単行本|Amazonが確認した購入
 坂の上の雲は、正岡子規が死ぬまでの明治の青年の青春小説の部分と、日露戦争を俯瞰的に語った歴史小説の部分とで、これが同じ小説かと思うほど構成が変わってしまう本である。この歴史小説の部分は安易に読むと戦争を賛美しているようにも読める。そうした底の浅い批判に対して谷沢永一は、「この作品は、日本の陸軍・海軍を含めて、この日露戦争における悲壮な勝利の中に、さまざまな病がすでに芽生えていたことを明らかにするものである。それを一つ一つ指摘することを、司馬さんは目的にしえいるのではないか。だから、これは、帝国陸軍・海軍批判の書として読むべきなのである。」と喝破する。
 司馬遼太郎の本について、谷沢永一はいくつもの本を書いている。そのいくつかは、読者にとっての司馬遼太郎ガイドとして書かれている。しかし、この本は、谷沢永一が坂の上の雲という小説をこう読んだ、という谷沢永一の考えも大いに語られている。司馬遼太郎ファンだけでなく、谷沢節が好きな人にもおすすめである。
このレビューは参考になりましたか?
18 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
 左翼同様に保守派の人たちのレベルも低い。司馬の作品がNHKのドラマになったことをはしゃいでいる。根本的に著者の歴史認識が間違っている。司馬が間違っているからしかたないのかも知れない。旅順攻防戦に関する谷沢・司馬両氏の乃木司令部に対する誹謗中傷は今日のシナ政府の日本に対する罵詈雑言に近い。第3軍の作戦方針に満州軍が同意していたこと、第3軍の司令部の位置が遠くではなく、要塞から極めて近かったことにも触れようとしない。なんら検証もなく第3軍の作戦・戦闘指導のすべてを誹謗中傷している。児玉大将が1時的に乃木大将から指揮権を奪い203高地を落としたことなど大ウソである。まともな軍事専門家は鼻から相手にしない話だ。乃木大将でなければ、あるいは最初から203高地を攻撃すれば旅順は簡単に陥落すると信じて疑わない。極めて稚拙なレベルである。
 歴史家としても司馬・谷沢氏の見識は怪しい限りである。日露戦争の懸賞や陸軍大学、参謀本部等々が日露戦争後の日本をだめにし滅ぼしたとあるが、講釈師のレベルである。日本が直面した問題はシナにおける排日運動の激化、共産主義革命思想、米国発の大恐慌、米国の対日強圧外交等ではないか。谷沢・司馬両氏は近代史の根本的な知識を欠いていると断言できる。ただ誹謗中傷は1級レベルだ。谷沢氏のレベルはかつて氏が批判したノーベル賞作家(大江某)にも劣る。
 司馬遼太郎は日本民族の誇りと称賛し恥じるところがない。本当は自分が賞賛、されたい気持ちの表れだろう。あるいは司馬ビジネスで金を儲けをたくらんでのことか。誇りとなりうるのは乃木大将と敢闘した第3軍の将兵である。
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