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司法に経済犯罪は裁けるか
 
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司法に経済犯罪は裁けるか [単行本]

細野 祐二
5つ星のうち 3.4  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社 / 著者からの内容紹介

経済事件の50%は冤罪である!
「2つの構造的欠陥」と「未確立の経済倫理」を振りかざす法の執行者たちが、日本の裁判機能を壊死させている。粉飾決算疑惑による190日間の勾留を体験した敏腕会計士が、「経済事件こそ最も冤罪が起きやすい」理由を解き明かす。

経済事件は物証が存在しないため、一般刑法犯とは犯罪の証拠構造がまったく異なる。現在の捜査機関は、物証なき経済犯罪に対して、一般刑法犯とまったく同じ捜査方法で捜査・起訴しようとしている。筋読みをしてシナリオを書き、自白を強要するのだ。――違う。経済犯罪を摘発するには、そのためのインフラが必要であり、物証なき経済犯罪に、物証があることを前提とした捜査をしても意味はない。現在の特捜検察による経済犯罪の摘発は、危険きわまりない状態にある。 ――<本文より>

著者について

 

登録情報

  • 単行本: 266ページ
  • 出版社: 講談社 (2008/8/5)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4062820862
  • ISBN-13: 978-4062820868
  • 発売日: 2008/8/5
  • 商品の寸法: 19 x 13 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.4  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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10 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By shohei
形式:単行本|Amazonが確認した購入
自身の体験に基づく司法制度への批判は熱意にあふれていて、強く共感できるのですが、
実際の改革案となるとそこまで練り上げられていない印象。

司法制度と会計実務との矛盾を分析し、「粉飾決算」概念の明確化を試みるあたりは、
なるほどと感心させられたのですが、そこからはだんだんと抽象論に進んでしまう。
冤罪の背景としての「2つの構造的欠陥」という話は別に経済犯罪に限った話ではなく、
また、「未確立の経済倫理」というのも、必ずしも本書独自の視点ではありません。

あと、法律についての誤解や不正確な用語法が多いのも気になりました。
それによって著者の熱意の価値が失われるわけではないが、
「司法人」への提言である以上、「司法人」の言葉を正確に使わないと、説得力がないでしょう。

最後の提言として、著者は、経済犯罪における冤罪を防ぐための「Forensic(法廷会計学)」の必要性を説くのですが、
その内容は本書の記述だけではよくわかりませんでした。
その辺は、次作以降に期待します。
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9 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
「しかし、そんなに儲かっている会社が、こんなに借金を抱えているのはおかしいではないか?」

本書76ページに、司法人が言い出したものと説明されている。

私は、これを読んで思わず吹き出してしまった。

本書でも説明されていることだが、利益体質にある会社が借り入れを行うのはよくあることである。

そのようなことは、BCGマトリックスを見れば一目瞭然である。StarをCash Cowにするには、多大なキャッシュが必要なのである。

さらに、司法人(おそらく検察官や裁判官を指すものとして使用されている)は複式簿記を理解していないことが指摘される。つまり簿記3級の知識すらないのである。

また、検察が経済事件は客観的証拠が少ないと言うが、経済事件こそ財務諸表など客観的な証拠が山ほどあり、単にそれらを検察が理解できないだけだと著者は指摘している。

検察も裁判官も会計知識ゼロでは、正当な裁判ができるはずもない。それが明確に分かる本である。

なお、著者は、ライブドアと比べて質・量ともにはるかに悪質性が凌駕している日興コーディアルが課徴金5億円ですんでいることに触れ、ライブドアをジャン・バルジャンになぞらえ、量刑の不公正を糾弾している。至言である。
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6 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 猫だるま VINE™ メンバー
形式:単行本
会計が事件になるとき、
1,一部上場の企業であること
2,株主に与えた影響が大きいこと
3,悪質であること
などが挙げられます。

また、ニュースの裏側には、政治やヤクザなどもからんでいることでしょう。

著者は、ほとんどの経済事件が推定無罪であるを訴えます。ところが、日本の裁判制度は有罪か無罪かを裁くところではありません。

この矛盾が起こる制度的欠陥を描いた好著。
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