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司政官 全短編 (創元SF文庫)
 
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司政官 全短編 (創元SF文庫) [文庫]

眉村 卓
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,575 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

星々に進出した地球人類。だが連邦軍による植民惑星の統治が軋轢を生じさせるに及び、連邦経営機構が新たに発足させたのが司政官制度である。官僚ロボットSQ1を従えて、人類の理解を超えた原住者種族を相手に単身挑む若き司政官たちの群像。著者を代表する、遠大な本格SF未来史の短編全7作を年代順に配し、初の一巻本として贈る。巻末には詳細な作品世界ガイドを収録した。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

眉村 卓
1934年大阪市生まれ。大阪大学経済学部卒。61年に「下級アイデアマン」が第1回空想科学小説コンテストに佳作入選しデビュー。79年に『消滅の光輪』で第7回泉鏡花文学賞、第10回星雲賞を、87年に『夕焼けの回転木馬』で第7回日本文芸大賞を、96年に『引き潮のとき』で第27回星雲賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 727ページ
  • 出版社: 東京創元社 (2008/01)
  • ISBN-10: 4488729010
  • ISBN-13: 978-4488729011
  • 発売日: 2008/01
  • 商品の寸法: 15 x 10.8 x 3.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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最も参考になったカスタマーレビュー
18 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
司政官シリーズが好きな私にとっては待望の一冊!
眉村卓の最高潮のシリーズです。
今までの短編を年代順に。司政官世界の解説まで付いています。

どれも珠玉の短編です。やや重苦しく、時代・世界への
無力感もありますが、読みごたえは抜群です。司政官制度の設立と衰退
の流れもさることながら、ロボットから登場人物にいたるまで、
見事な個性と魅力を持っていて、一編一編に深みを出しています。
世界設定重視のSFも最近多いですが、
登場人物がどのような形かで魅力的であることが、
物語には重要なことではないでしょうか。

世界設定が凝っているので、SFをあまり読まない方には
読みにくいかもしれませんが、
ぜひ読んでほしい一作です。

シリーズ長編
「消滅の後輪」「引き潮のとき」も再販を…期待しています(^^)
このレビューは参考になりましたか?
4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ポチR トップ50レビュアー
形式:文庫
植民惑星の統治にあたる司政官の話。発足当初からその終焉までを描く短編を1冊にまとめた本。司政官とそれを補佐する官僚ロボット(のちにだんだんと役割に応じてその数が増えていく)。植民惑星とは言っても、これから植民できるかどうかを調査中であり、原住者がいる星ばかり。その原住者との交流には、かつて地球でもあったヨーロッパの探検隊と先住民の遭遇時のように、お互い理解するのに大変な困難を伴う状況が多い。その状況では、ロボットの言語学習能力が最大限の力を発揮する。

第一話「長い暁」は、まだ司政官制度が発足したばかりで、連邦軍の軍人たちの方が力を持っていた時代の話。題名も「長い暁」だが物語も長くて読むのを挫折しそうになった。第二話からは比較的短編になって、司政官がメインになって統治する時代を描いている。後半になると司政官になるための実習制度が始まり、候補生が実際にそれぞれの星に派遣される。最終話では植民惑星の人々が独立を望み、司政官は連邦と植民者との板挟みになっていく。

どの物語もそれぞれの星の原住者(先住民がすでに滅んでいてロボットのみ居住の場合も)の個性的な描写が面白かった(第三話「炎と花びら」の原住者はなんと意思疎通できる植物!!これは魅力的な設定だった)。そして、それぞれの司政官が現地の制度について学び、自分たちの世界と比較して思索を深めていくところや、司政官の役割とは何なのか、と時に無力感に苛まれるところに惹かれた。
このレビューは参考になりましたか?
13 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
眉村卓のファンで無ければ文庫本に1500円を出す人は少ないと思います。 上下巻で2冊に分けた方が明らかに売れると思います。 実態は1冊で1500円はお買い得の中身です。 眉村 卓の司政官シリーズが年代別、即ち司政官制度が出来た時代の司政官パイオニア時代から制度が根付いた成熟期、制度疲労を起こした次の制度、時代を予想させる終末期まで一気に読ませます。 本文だけで700ページ弱のボリュームは単価として高くないだけでなく中身もそれぞれの時代で完結した物語になった魅力的な本です。 植民地惑星を監督する上でそのパイオニア時代から成熟期まで頼りになるロボット官僚のSQ1は優秀な副官兼秘書であったが司政官制度が実態に合わなくなるにつれて官僚性の持つ融通性の無さが自らの崩壊を招くと言うのは現代にも当てはまる事でしょう。 日本の官僚もそれに気がつかなければ国民からパージされかねない状況が見えていないのでしょうね。
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