中国統一を成し遂げた秦の偉業も始皇帝を失って崩れかかっています。
そこには、国ではなく自分の権力を欲する高官の存在があります。
いつの時代も、どの国でも共通の権力の腐敗が起きました。
腐敗が進むにつれ、有能な家来は排除され、苛烈な法の取締りが起きます。
崩れかかっている政体を維持するために行われる措置も人間の性のようなものでしょうか。
腐敗権力を打倒するためにまずは農民の中から火の手が上がりました。
中国全土に瞬く間に広がります。
そして、その農民一揆の首謀者が王となり権力を愛するようになったところで途絶えます。
しかし、最初の蜂起は無駄ではありません。これにより、世の中は乱れ、真のリーダーが登場します。
項羽と劉邦の出番はこうやって巡ってきたのです。
時代が必要とする人がその時を待っていたかのように現れます。
とてつもなく大きな力が動いているように感じられるのです。