まず圧倒されるのが、そのわかりやすさ!
フルカラーでありながらも整然としている構成は見ていて心地よくもあり、大きく描かれたオセロ盤のCGだけを追っても内容はしっかりと頭に入ってきます。しかしそれを横に添えられたテキストが補完して、直感的にも論理的にも把握することを可能としています。
間違えやすい事項についても、村上氏と生徒の会話の中で指摘され、手軽な練習問題も充実していて、初心者向けのオセロ本としての完成度は非常に高いです。
これは個人的感想ですが、本書の序盤を読めば20分ほどでゲームを進めるにおいての基本的な感覚が身について、早くも初心者を脱出した気になりました。そして実際にあった名人同士の対局の一幕を使っての説明もあり、読んでいて面白く、一冊読み終わる頃には、オセラーとしての基本的な知識・感覚が自然と身についていました。
魅力の一つだと思ったのが、その手軽さです。本書は200ページほどありますが、大きな図が多く、私などでも2時間ほどで詠み終わりました。しかし内容的なチープさは見受けられず、不思議に思っています。
ただ一つ残念だったのが、テキストを読んでいると、ところどころ村上氏の慢心のようなものを読み取れ、上級者の方が読まれる場合などは、少し気になってしまうかもしれません。
よって、私は本書に☆4つを付けさせていただきました。最後にマイナスな面も挙げてしまいましたが、総合的に見ると完成度は非常に高く、ビギナーの方にはこれ以上に無い程、素晴らしいオセロ本であることは間違いありません。
まさしく、これぞビギナーズ・ベストです!