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史上最強カラー図解 プロが教える通信のすべてがわかる本
 
 

史上最強カラー図解 プロが教える通信のすべてがわかる本 [単行本]

三木 哲也
5つ星のうち 3.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

通信技術の発達は、私たちのライフスタイルを大きく変化させてきました。そして、日々使っているパソコン・携帯電話・IP電話には、最先端の通信技術が詰まっています。一方でこれまで「通信」とは一線を画していたテレビなどの「放送」も融合しつつあり、「通信とは何か?」という単純な疑問が、複雑で理解がむずかしい問題になってきています。さらに、「通信」の基本である電気信号は目に見えないため、テクノロジカルな部分もわかりにくい分野です。そこで本書は、通信の技術や仕組みを、電話・インターネット・テレビといった“日常生活で使うジャンルごと”に分けて、ビジュアル豊富なオールカラーで図解します!

著者について

電気通信大学教授、学長特別補佐、電気通信大学大学院卒業。電電公社からNTTで同軸・光ファイバによる通信技術の研究を行う。専門である“有線通信”だけでなく“無線通信”にも詳しい数少ない有識者で、総務省の無線通信システム研究会の座長も務める。

登録情報

  • 単行本: 255ページ
  • 出版社: ナツメ社 (2011/7/20)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4816351108
  • ISBN-13: 978-4816351105
  • 発売日: 2011/7/20
  • 商品の寸法: 21 x 14.8 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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最も参考になったカスタマーレビュー
8 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By jame
タイトル通り通信手法のすべてが網羅されている内容ですね。全ページカラーでイラストも豊富なので、意外とさらっと読めました。一言で言うと、電話、電波、衛星、インターネットなどの通信手法とそれの元となる技術が解説されています。範囲はかなり広いです。

今まで、自分の発する情報がどう相手に届くのかなどは全く考えていませんでしたが、本書である程度のしくみは理解できました。福島原発事故の際、連日のTVでの解説などを見ていると原発の仕組みなどある程度わかった気になったのですが、ちょうどあれくらいのレベル感ですね。ま、広く浅くといった感じなので、本書で興味をもたれた方は専門書に進む必要がありますね。

伝書鳩や飛脚のように物理的に情報を渡したりとか手旗なんかが、電気の発明によって、電源のOFF/ONによって情報を伝えるようになり、炭素に電流を流すと抵抗値が変化する発見から音声を伝えられるようになったとか、理系だったのでかなり知的好奇心をくすぐられました。

今はインターネットビジネスでの起業など盛んですが、過去から現在の通信の進化を見るに、インターネットというよりは新しい通信技術を使うところにビジネスチャンスがあるのかなと。

本書にはブロードバンドの将来として、ホログラムや立体音響の通信なども書かれていましたが、そういうのが実現すれば、今までの二次元の画像だけでは売れなかった高価な物、例えば高級家具とか家なんかもネットで売られるようになるんじゃないかと思ったりしました。
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6 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By In人
カラーで図や写真が豊富な通信の解説本。写真や絵を見ていると通信がわかった気にはなる。電波の波長域と周波数(60ページ)や無線LANの規格(100ページ)や光ファイバのしくみ(64ページ)など、通信の世界で”規格化”されたものは、誰が執筆しても同じ内容となってしまう。つまり、この手の本は、著者自身の言葉で説明している点に着目して内容を評価すべきである。
153ページでは、次のように説明している。

  “インターネットへの接続速度は、電話線を使ったダイヤルアップ方式では56kbpsであったが、その後、国内ではNTTが交換機をデジタル化し、64kbpsのISDN接続が可能となった。”

NTTが64kbpsのISDN接続を可能としたのは、1988年(昭和63年)である。ISDNがサービス開始してからも、パーソナルコンピューターの代名詞とまで言われたNECのPC98が9.6kbpsあるいは19.2kbpsのシリアルインターフェース速度しかなく、回線速度の方が機器よりも速かった時代が続く。当初はISDNのスピードがあまりに速くてアプリケーションも少なく、速度に見あうパソコンもなかったため、INSの頭文字をもじって「一体、何をするの?」とまで言われている。
56kbpsモデムが登場するのは、パーソナルコンピューターのシリアルインターフェースが115.2kbpsをサポートしてから後のこと。1995年にWindows95が登場して、しばらくして56kbpsによるプロバイダでの接続が可能となったのが歴史的事実である。ISDN化の何年も”後”に、電話での56kbpsが可能となっているのだが、時代を何年も逆行させた都合のよい説明をするところが如何にも素人らしい。
152ページでは次のように説明している。

  “日本では、1980年代後半からインターネットユーザーが増えはじめた。”

「インターネットユーザーが増えはじめた」とは、不適切この上ない。確かにごく一部の研究者をさせば、国内でユーザーは増えたかもしれない。しかし歴史上の事実は、WWWの概念がスイスのCERNで生まれたのが、1989年あるいは1990年のはずである。まだ、WWWの概念が誕生していないときに、日本でインターネットユーザーが増えたとは何も知らない人の言い分であろう。
153ページでは、さらに次のように説明している。

  “1990年代から一般家庭に普及したインターネット”

1990年代であれば、1990年から1992年も入ってしまう他、一般家庭の記述も不適切。分離分割前のNTTがインターネットサービスを提供しはじめたのが1996年の暮れ(実質1997年)である。それ以前は特定のプロバイダがサービスを開始していたが、1995年になっても地方によってはアクセスポイントも開設されていない状況である。

150ページでは、「インターネットの原型です。」と記述後、インターネットが大学や研究機関で利用されはじめた時代の説明として、次のような表現がある。

  “当時の通信回線は電話1回線分の64kbpsでした”

アナログの周波数回線とデジタル回線とはそもそも、イコールではないはずである。さらに次のように説明している。

  “細い回線でも有用だったのが電子メールです。”

64kbpsを細い回線と説明しているが、インターネット初期の時代なら太い回線だったはず。動画などあるはずもなく、Webすら存在しなかった時代である。時代は変わるが一般家庭でも64kbpsを使い始めた当時でも決して細い回線ではなく、Webでさえもスイスイと操作できたはず。この64kbpsの回線の時代が明記されてなく、同ページでの年代は「1960年代」が記述されているだけであり、実にアヤフヤである。

図や写真にも問題がある。
153ページでは、「ISDNによる接続」が図解されているが、ターミナルアダプタからパソコンにLANケーブルが接続されている奇妙な図となっている。LANケーブルは明らかに誤りで、RS-232Cケーブルが常識であろう。
112ページでは、電話機のモジュラーケーブルの写真があげられているが、どう見ても電話機と屋内配線をつなぐケーブルに見えない。8芯のLANケーブルで一般電話機を接続するのであろうか?

人間であるため、執筆に誤字・脱字はあるのは当たり前である。しかし、歴史的事実を把握もしないで都合のいい「安易でいい加減な説明」を読者に押し付けるべきではない。通信にとって最も基本となるデジタルとアナログの関係だけでもこれだけ、誤った表現がある。「プロが教える」とタイトルにありながら、基本的な概念や歴史的事実でさえ、いい加減な内容があるため、安心して読めたものではない。
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