タイトル通り通信手法のすべてが網羅されている内容ですね。全ページカラーでイラストも豊富なので、意外とさらっと読めました。一言で言うと、電話、電波、衛星、インターネットなどの通信手法とそれの元となる技術が解説されています。範囲はかなり広いです。
今まで、自分の発する情報がどう相手に届くのかなどは全く考えていませんでしたが、本書である程度のしくみは理解できました。福島原発事故の際、連日のTVでの解説などを見ていると原発の仕組みなどある程度わかった気になったのですが、ちょうどあれくらいのレベル感ですね。ま、広く浅くといった感じなので、本書で興味をもたれた方は専門書に進む必要がありますね。
伝書鳩や飛脚のように物理的に情報を渡したりとか手旗なんかが、電気の発明によって、電源のOFF/ONによって情報を伝えるようになり、炭素に電流を流すと抵抗値が変化する発見から音声を伝えられるようになったとか、理系だったのでかなり知的好奇心をくすぐられました。
今はインターネットビジネスでの起業など盛んですが、過去から現在の通信の進化を見るに、インターネットというよりは新しい通信技術を使うところにビジネスチャンスがあるのかなと。
本書にはブロードバンドの将来として、ホログラムや立体音響の通信なども書かれていましたが、そういうのが実現すれば、今までの二次元の画像だけでは売れなかった高価な物、例えば高級家具とか家なんかもネットで売られるようになるんじゃないかと思ったりしました。