アニメのロボットを「こんなの実際に出来る訳ないよ」と茶化す本かなと思って軽い気持ちで読み始めましたが、なかなか面白く最後まで読み切ってしまいました。
実際にロボットを作っている高橋さんと空想のロボットに詳しい柳田さんが対談することで、どんどんロボットのイメージが拡がっていくところが楽しめました。
機能を特化させれば、色んな形態のロボットが考えられるわけです。例えば「走るロボット」の章で出てくる、四足歩行で手足を回転運動だけでひたすら速く回せば180km/hで走れる「手足ぐるぐるロボット」などは実物が走るところを見てみたくなりました。迫力ありそうです(笑)
また機能だけでなく、ロボットの顔などの見た目について欧米と日本では感覚が異なるという話も興味深かったです。
最終章でロボットの普及について高橋さんが述べられていますが、マニア → 金持ち → 一般人という段階を踏まなければ普及はしない、というのはなるほどと思いました。
よく話題になる介護やレスキュー用途で「ロボット=福祉用品」のイメージが出来るとマイナスの影響さえ発生するとの指摘は、考えさせられます。
普及ということを考えれば、高級車みたく所有欲をくすぐるような魅力が必要なんでしょうね。