カレン坂高校の放送部部員と仲のよいの女子の計5名の、個性豊かな高校生を描いた学園もの。
第1巻を飛ばして、この第2巻から読み始めました。
主人公の一人、七尾愁也が放送室で襲われ、校長を中傷する放送が流された。入院した愁也が意識をとりもどすと、事件のときの記憶がない。彼を見舞う放送部員たち。お見舞いには来ないが、退院を外で待つ友人。高校はTV局がおしかけ、ざわめく。やがて犯人は捕まるが、ひとりではないらしい。
章ごとに、別々の主人公たちの視点から描かれています。流麗な文体ではありませんが、丁寧でわかりやすい文章に好感が持てます。キャラクターもわかりやすいです。そして、おもしろいです。
実は表紙を見て、「マリア様が見ている」のシリーズかと勘違いして、読み始めたのですが、拾い物でした。
「マリア様」のイラストを描いているひびき玲音がイラストとプロデュースを担当、新人の鈴本紅が小説を担当、という分担だそうです。
古くは、亡くなられた氷室冴子さんや、新しくは、今野緒雪さんなど、意外に男性ファンが多いコバルト文庫に、また新たに、男性が読んでもおもしろいシリーズが生まれた、という感じです。