「ザ・ヒットパレード」という番組が大好きでした。その中で、中尾ミエがコニー・フランシスの曲をよくカバーしていました。もっとも当時はカバーということを知らなくて日本語で歌われていたので、日本の曲だと思って聴いていましたが。このアルバムはコニー・フランシスのベスト盤ですので、たっぷりとその歌声を堪能することができます。
「ヴァアケイション」は懐かしいですね。♪V!A!C!A!T!I!O!N!♪という歌い出しがとても印象的でした。この頃のアメリカン・ポップスの代表曲だと思います。休みの楽しさを次々とリズム感良く快活に歌っています。「ヴァアケイション」の意味を覚えた切っ掛けになりました。コニーの歌声はパンチがきいていて、バックで演奏するサックスとのからみもご機嫌です。日本では弘田三枝子のカバーで大ヒットしました。
「可愛いべイビー」も大ヒットしました。解説では、コニーによる日本語ヴァージョンがニューヨークで吹き込まれた時、この楽曲の可能性の高さが注目され、当時16歳だった中尾ミエのデビュー曲に選ばれたという経緯を持っている曲です。コマーシャルなポップスとして、皆に親しまれた曲となりました。
「ボーイ・ハント」はコニーのスクリーン・デビューとなった同名映画の主題歌です。「悲しき慕情」「カレンダー・ガール」で有名なニール・セダカが作曲しているのも興味深いですね。♪where the boys are♪と繰り返すフレーズがとても甘く切ないです。1960年前後のアメリカ映画に描かれた典型的な「Boy meets girl」の歌詞ですが、その時代を彷彿とさせるコニーの代表曲です。センチメンタルでハスキーな歌声は今でも魅力的です。アメリカン・ポップスの女王といわれる所以ですね。