高岡ミズミ さんの "かわいいひと" 1 〜 9巻 まであります。1巻めを読んだ時には、なんだか、先に数冊読んだ作品とは 随分傾向が違うように感じ、また、平凡な印象を受けたりもしたのですが。
このシリーズは初期作品だということで、納得できました。先に円熟期に入った作品を読んでいたせいかもしれないと。ですが、だからといってこの作品が後のものより稚拙だというわけではないことがその後証明されるがごとく・・2巻め以降には、すっぽり・はまってました。
回(巻)が進むごとに 違う話題が提供されstoryが展開されていきます。
巻ごとにひとつずつ問題が解決されていきつつも、全体のストーリーは緻密に繋がっていて、最後の巻まで、あきることなく読めました。
二組のカップルがメインなのですが、どちらも大人な男性とちょっぴり大人の世界に脚を踏み入れたかどうか? 妖しげなライン上にいる、魅力的でピュアな少年の季節をまだまだ脱け出していないような20台前半の男の子たちとのお話です。
長いだけあって、 大人の男性たちふたりが、それぞれの先の将来に渡り待っているであろう二人の長い人生を真剣に考えている様子が伺えるところなんか、リアルでよかったと思います。