前評判が高く、読む前から情報がたくさん入っていたので
期待に胸を膨らませて読み始めました。
『砂漠を走る船の道』は受賞作に相応しい満足のいく内容でした。
砂漠で人数の限られた状況でなぜわざわざ殺人を犯すのか?
その動機が分かった時はなるほどと思いました。
僕的には『叫び』が1番面白かったです。
南米アマゾンの奥地で先住民がエボラを発症し、
人々が死んでいくなか殺人が起きる。
先住民たちの価値観や生き様、アシュリーの音楽の力で
国境の壁を壊そうという思い、どの行動も言葉も
読んでいる内にじわじわとせつなく胸に響いてきました。
きれいな文章、斬新な発想、新人らしからぬ安定感、
全体を通してプラスの方が多い作品でした。
これからもパワーアップ間違いなしの作家だと思うので
次回作、そのまた次回作と
より良い作品を生み出し続けてほしいと思います。