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古都 (新潮文庫)
 
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古都 (新潮文庫) [文庫]

川端 康成
5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (17件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

捨子ではあったが京の商家の一人娘として美しく成長した千重子は、祇園祭の夜、自分に瓜二つの村娘苗子に出逢い、胸が騒いだ。二人はふたごだった。互いにひかれあい、懐かしみあいながらも永すぎた環境の違いから一緒には暮すことができない…。古都の深い面影、移ろう四季の景物の中に由緒ある史蹟のかずかずを織り込み、流麗な筆致で描く美しい長編小説。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

川端 康成
1899(明治32)年、大阪生れ。東京帝国大学国文学科卒業。一高時代の1918(大正7)年の秋に初めて伊豆へ旅行。以降約10年間にわたり、毎年伊豆湯ケ島に長期滞在する。菊池寛の了解を得て’21年、第六次「新思潮」を発刊。新感覚派作家として独自の文学を貫いた。’68(昭和43)年ノーベル文学賞受賞。’72年4月16日、逗子の仕事部屋で自死(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 278ページ
  • 出版社: 新潮社; 改版 (1968/08)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4101001219
  • ISBN-13: 978-4101001210
  • 発売日: 1968/08
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (17件のカスタマーレビュー)
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By ヤキソバ 殿堂入りレビュアー トップ500レビュアー
著者自身のあとがきで、この作品は、睡眠薬に酔って、

うつつな有様で書いた「異常な所産」と記している。

しかし、私は全くそうは思わない。

異質性からみると、著者の「眠れる美女」があげられ、

「古都」は、川端文学の神髄に酔える、王道的作品だと思う。

千重子が実は苗子と双子であるが故の、秀男との悲恋、

それから、京都の年中行事が美しく描かれている。

確かに「雪国」などに比べて、文章に微妙な「揺れ」を感じるが、

それが、そのまま登場人物の心の揺れにもつながり、

作品としての完成度を高めているとも言える。

何より、京都情緒に満ちていて、それらの表現が美そのものだ。

そして、物語の結末は美しくも哀しい。

川端文学の中で、私の特に好きな作品だ。
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20 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
宿命の物語 2005/5/20
双子の美しい姉妹が、祭で再会したのを機に親交を深めてゆくが、
過ぎ去った日を取り戻すことはできない…という物語。
何かの本で、この作品を「京都ラブストーリー」と言っていましたが、
そんな単純な話ではないと思います。
運命は変えられるが、宿命は変えることができない…これが、
『古都』を読んだ時の率直な感想です。

川端康成の作品を読むと、日本語の美しさに改めて気付かされます。
淡々としているのに、しみじみと染み入るような美しさ。
気が付くと、涙があふれてきます。
そして、登場人物の周りでさまざまな表情を見せる、京都の名所。
千恵子・苗子だけではなく、京都そのものが主人公であるかのように思えるのは、川端氏のなせる業。
日本語でなければ、この美しさは実感できないと思います。

このレビューは参考になりましたか?
24 人中、21人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
この小説が生まれた国に住んでいることを、私は誇りに思う。

高校生のとき巡り会って以来、何百回となく読み返しました。千重子も苗子も、いまそこで囁いているようで、とても小説の中の登場人物とは思えない。移ろいゆく四季の中で京都の町並みがめくれ、姉妹の心情がいまにも壊れそうな繊細な筆致で綴られる。

あまりに惹かれて、この本を持って京都へ行きました。しかし駅はターミナルビルに変わり、千重子が買い物籠を手に歩いた室町はコンクリートの舗装道路に変わってしまった。あのショックは今も忘れられない。

だからこそ、この小説に、真の京都が残されていてよかったと思うのです。京都が好きな方、ぜひ読んでみてください。
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何度も読み返したくなる
川端康成氏による、京都とその四季の行事を舞台とした双子姉妹の物語。

双子に生まれながらも生い立ちが異なる千重子と苗子。... 続きを読む
投稿日: 2007/4/22 投稿者: Z?
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