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古本蘊蓄
 
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古本蘊蓄 [単行本]

八木 福次郎
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 2,625 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

ミスター神保町が語る書物文化の豊かさと面白さ。日本には書物文化の華がある。日々多くの古本が行きかう神保町暮らし70年の蘊蓄を惜しげなく開陳した古本エッセイ集。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

八木 福次郎
1915年兵庫県明石市生まれ。33年旧制加古川中学校卒業後、上京して古今書院に入社。36年より『日本古書通信』の編集に携わる。63年日本古書通信社代表取締役となり、今日にいたる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 259ページ
  • 出版社: 平凡社 (2007/10)
  • ISBN-10: 458283373X
  • ISBN-13: 978-4582833737
  • 発売日: 2007/10
  • 商品の寸法: 19 x 13.6 x 3 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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8 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
「ミスター神保町」とも呼ばれる(そう呼ばれるだけでも凄い!)
八木福次郎氏による古本エッセイ集です。
一話1ページで、主に近代文学や限定本に関するエッセイが
200編紹介されています。
文章は簡潔明瞭で、通勤のちょっとした合い間に読める手軽さがいい
(厚みのある単行本だが、重量も軽くていい!)のですが、
その一話一話に込められた知識や歴史は、
この著者ならではの厚みと深みを感じさせてくれます。
文学好きにもあまり知られていない秘話も多数収録されていて、
飽きることがありません。
この本に収録されていない文も多数あるようですので、
続刊が出るといいのですが・・・

最近は入門者向けに古本を紹介する本も数多く出ていますが、
100年以上に亘る古本業界の堆積に触れることができるという点で、
この本はちょっと別格的な存在だと思います。
ネットで古本を簡単に検索・入手できるようになったこの時代に、
神保町の古書店街を一軒ずつ見て回るのが好きという方にぜひお勧めします。
このレビューは参考になりましたか?
8 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By Sebastian Flyte トップ1000レビュアー VINE™ メンバー
形式:単行本
たまたま本書を手に取ったが、面白くてやめられなくなってしまった。著者は、大正4年(1915年)生まれの92歳。日本古書通信社代表取締役を長年務められている方らしい。この業界のいわゆる「ドン」ということになろうか。

本書には、これまで著者が新聞や週刊誌などに書いてきたもののうち、200篇ほどの小文が収められている。それらは、テーマごとに選別されており、そのときそのときに古書オークションなどで話題になった古書が取り上げられている。1つ1つのエッセイが1頁2段組に収まっていて、非常に読みやすい。私としては、明治から昭和初期までに活躍した文人たちの書物に関するものが特に興味深かった。また、小文でありながら、話題に挙げた作家らの一口紹介も載っており、それなりに勉強になるところがありがたい。漱石や太宰、芥川らの初版本やら自筆原稿やらは、素人には高嶺の花だが、そういう古書蒐集の一番おいしい話に少しの間だけ接することができて、それが妙に心地よく、それらの古書が自分にも手が届くもののように思えてくる。

「年季が入っているなあ」と思わせられるのは、文学書などだけでなく、「辞典」「奥付」「年賀状」「高校野球関連」「関東大震災の本」などの古書の周辺に関わる話題についても書かれており、関心の幅が極めて広範だということがわかる。だてに90年生きていない。

最後に、古書蒐集の神髄が宿っていると感じたエッセイについて。それは「蒐書のテーマ」と題するものだが、著者は「かねて自分の生年月日に発行された本を探していた」そうだが、つい最近(1997年当時)やっとそれを偶然にだが手に入れたということだ。泉鏡花の『百花爛漫』の発行が、著者の誕生日と同じ大正4年4月17日だったということだ。恐れ入った。
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