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最も参考になったカスタマーレビュー
110 人中、109人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
古典を愛するすべての人に,
By カスタマー
レビュー対象商品: 古文研究法 改訂版 (単行本)
大学院時代にこの本に出会ってびっくりしました。著者がいかに精魂を傾けて書いているかがすべてのページから伺い知ることができるからです。その思いは国語教師となったいまも変わりません。世に溢れる「これだけで十分」式の手軽な参考書ではありませんが、それだけにいつまでも座右に置いて熟読すれば必ず応えてくれる内容です。天台宗を解説して「ヘーゲルを思わせる澄み切った知性をもつ」とあるのはぼくの理解の範疇を超えますが「平安時代のインテリさんは、みな天台宗の仏教学をほとんど必修の一般教養として囓ったらしい」とくれば時代の中の位置づけがよくわかります。また、芭蕉の「夏草や兵どもが夢のあと」の句を解説するくだりでは「夏草は、ごわごわした手ざわりで、冬草(クローヴァ)のように柔らかくない。そのあらあらしさは、武士たちの壮烈な最期の場所であるのに、もっともふさわしい」と鑑賞しさらに〈象徴〉の説明に入っていくのはさすが実作者としての経験と感嘆します。受験生にだけ使わせておくのはもったいない。古典を愛するすべての人にお奨めいたします。ハードカバー版とペーパーバック版があり、どちらも同価格。2004年には改訂100刷を迎えると思います。
79 人中、75人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
まさに研究法!,
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レビュー対象商品: 古文研究法 改訂版 (単行本)
本書は現在の一般の大学受験生には向きません。理由は以下のとおり。現在の受験参考書は本書の第一部語学的理解をメインにするものが多いようです。それもそのはず本書の第二部精神的理解、第三部歴史的理解のようなことを書くには、著者自身相当な力量が必要だからです。「はしがき」で著者が、「学者が学習書を著すことは、学位論文を書くのと同等の重みで考えられなくてはならない」と述べているように、著者である小西先生がそうとうの情熱を本書にかけたことがうかがい知れます。 じっさい本書の第二部・第三部は受験を超えて、専門に日本文学を研究する学生が心得ておくべき内容です。(第一部も相当な詳しさで、単語集一冊をはるかに超えるレベルです) ですから、大学の日本文学科志望の受験生が使い、入学後も参照するにはよいでしょう。まさに研究法です!専門の学生の基礎知識、一般人が教養として持つ知識をえても、まだおつりが来るような本なのです。 そういう意味では、内容はすばらしいのですが、一定期間に一定量の知識を身に付ける必要のある大学受験生にとっては、ちょっと負担が重過ぎます。でも、内容はすばらしい!
63 人中、59人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
古典的名著です,
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レビュー対象商品: 古文研究法 改訂版 (単行本)
20年ぐらい前は「古文研究法」と「新釈現代文」(現在は絶版)をやれば、国語は十分と言われていた。古文をじっくり学びたい人は、ぜひこの本を手にとってほしい。また、社会人になって古文を教養として学びたい人にも指南書となるでしょう。著者の小西氏は古典の分野では、著名な学者で学術著書も多い。こういう偉い学者が受験向けの参考書をコツコツ書いていたとは、驚くべき事実です。小西氏は「国文法ちかみち」という名著も洛陽社から出してします。
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