私が作家買いする方のうちの一人なのですが、なんだか読んでいて全然引き込まれずに終わりました。 主役夫婦以外の登場人物がほとんど自分勝手で、いけすかない人ばかりだったり、やたらと悪態をつく場面が多かったりでイライラさせられるせいでしょうか。 短気で口が悪いのは江戸っ子の売りとは言っても、この場面でこのセリフ(または展開)?という感じのかみあわなさがあちこちにありました。個人的にはもっと粋で鯔背なやり取りを期待していたので。 設定的にも喜十(主役の古着屋の主)と係わる、隠密廻り同心が登場しますが、着物を中心にするだけのために(変装で着物を替える)隠密廻りにしたんじゃない?…と。 ただ、短編形式のそれぞれの話の軸になるネタは面白かったとは思うので、残念です。 新シリーズ、と銘打っていましたが、もし刊行されても単行本では買わないと思います。