題名に惹かれて購入したが、読んでみると非常に面白い。ローマ帝国全盛時の紀元115年のある日のローマの1日を記述した本であるが、構成も午前6時から午前中は10分刻みで午後は時間がゆっくりと進行して午前0時までの記述。視点そのものが、その時代に生活していたであろう「普通の人々」に焦点をあてて記述するとともに、また本書では、折に触れて古代と現代のローマを比較して記載している点もなかなかのもので、読者はこの本を読み進めるうちに、古代ローマの街にタイムスリップをして街並みやそこで生活してる人々をつぶさに観察や観光をし、古代ローマ人と共に時間を過ごしているような錯覚に陥ってしまいます。本書は堅苦しい記述は全くなく古代ローマ人が1日をどのように過ごしていたかを楽しんで読むことができます。