この本はシュメールだけでなくバビロニア、アッシリア、カッシート、ヒッタイトなどの神々について記述されており、ほとんどオリエント地域の神々について平易に書いてある。普通、シュメールの聖婚などについては書いてある本はある、しかしバビロニアの宗教などについて書いてあるのはまれである。その意味でこの本は貴重であろう。筆者がNHK学園の講師ということもあり、説明などには注釈がページごとに載っており、非常に読みやすい。こうしたオリエント関係の和書は非常に限られており、洋書が読めないけれど、なにかオリエントの宗教についた知りたいと思っている人にとっては非常に格好の本であろう。