『古代オリエント商人の世界』や、『古代バビロニアの歴史』といった著書もある、ドイツ人の古代史家、ホルスト・クレンゲルさんの本です。
古代のレバノンとかシリアは、エジプト、ヒッタイト、ミタンニ、アッシリア、バビロニア、ギリシアと、古代オリエントの大国に踏みにじられた、大国の通り道みたいな土地なので、古代シリアから見た歴史観というのは持ちにくいのですが、あえて古代シリアに視点を据えて書くあたり、クレンゲルさんは趣味がいいですね。
他のオリエント史を読んで、まだ食べたりなかったら、手を出してみると楽しいと思います。
版元の六興出版はよくバーゲン本として古本屋でよく見かけますが、本書もそうです。2000円から2500円くらいが適価でしょうね。