出版社/著者からの内容紹介
度重なる政治改革による変更をまぬがれ,連綿と社会の基層を構成し続けた宗教・女性をめぐる諸状況.そして市民の自己認識を映しだす鏡としての「他者」.これらを考察の対象として,貴族政期をも視野に入れつつ,最盛期アテナイ社会の実相に迫る.従来のポリス発展の図式を塗りかえる新たな研究視角に富んだ先駆的論文集.
内容(「BOOK」データベースより)
古代ギリシア世界にあって、政治制度・文化のいずれについても際立って高度な発展を遂げたポリス、アテナイ。その国制・社会組織・法制などが政治改革によってその都度変更を加えられたのに対し、宗教・女性を取り巻く諸状況はドラスティックな変化を蒙ることなく、前古典期から一貫して社会の基層を構成しつづけた。また、ポリスにおける「他者」のあり方は、市民の自己認識を映しだす「鏡」となる。著者は、これら宗教・女性・他者を考察の対象にすえ、最盛期アテナイ社会の本質に迫る。従来のポリス発展の図式を塗りかえる画期的研究の成果を集成した待望の論文集。既発表論文一一篇に書下し一篇を加えた。