4つのよみきりラブストーリー構成になっています。
とはいえ微妙に設定がつながってるところもあり、スピンオフとしても楽しめます。
あとがきに、雑誌掲載時は「恋と酒シリーズ」だったとあります。
演歌調なタイトルになるのを避けるためにタイトルを改題したそうですが、
後付けでタイトルをつけたようには思えないほど、口説き上手な男たちが登場します。
#1赤ワインの誘惑〜恋の3分ルール〜
頼れるお兄さんと呼ばれる今井。この今井という男は
「愛シェアハウス」というコミックスでフラレ役として出ています。
「愛シェアハウス」登場時には肉食系として出ていて、フラレ役じゃもったいない、
主役をできそうないい男と思っていましたので、ここでこうして主役として見れてうれしかったです。
「時間切れ」というシーンがドキドキしました!
#2悦楽ペールエール
狙った相手は片っぱしからガブリと食っちゃう、
シャークと呼ばれる鮫島。鮫島のいる会社に転職してきた唯子は、
転職初日から鮫島に目をつけられます。
ただし恋心ではなく仕事の小道具として。
唯子は平日も休日も引っぱりまわされますが、休日出勤を嫌がって逃げだし、
結局ふたりは休日出勤には行けず昼間っから河原でビール飲むんですが、
この時の唯子のビールの飲み方がホントに美味しそう〜!
思わず私も冷蔵庫からビール出して飲んじゃいました(汗)。
#3恋酔酒〜若社長の愛のおしおき〜
駆け引き上手で口説き上手で実力派な俺様社長の岸田。
この男の駆け引きが本当にすごくて!
受付嬢の花奈が飲み屋に忘れた携帯を人質?物質?に、
まー岸田は口説く口説く。
逃げようとしても絶対に次に会うことになってしまうハメに。
その狙いうちの様子はまるでパトリオットミサイル!
どんな女も逃げられないんじゃないかと。
総タイトルの副題になっているのもうなずけます。
#4シャンパンウエディング
#2、#3にちらちら姿を出していた阿部がここで登場します。
前に出てきた時はちょっとお調子者っぽかったのですがその実態は、
恋もセックスも経験豊富(!)なリアリストでした。
夢見がちな桃子との会話のかけ合いが面白くて。
特にラストのほうで懸賞の結果を届けに来た阿部と桃子の会話のかけ合いのシーンでは
思わずニンマリしてしまうほどほほえましくて可愛くって、ドキドキしました。
早くページをめくりたい!って思ってしまった。
タイトル通り口説き上手な男たちを追ってゆくのもいいですが、
お酒を追ってゆく読み方もできる作品でした。
それがあとがき読むまでわからないので、
知って読んでいたらもっと違う楽しみ方もできたなあーと思います。
「ああ次はビールね、次は日本酒ね」と。
克本先生のよみきり作品は本当にいつもスキがなくて面白いです。
がっかりすることがまずないのでクオリティーに安心して読めるのでオススメです。