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でも、『かたつむり疾走』のやりとりや『グッドラック』での小道具―人生ゲーム―の扱いは上手いなぁ、と思いました。
『春になれば』はこの短編集の中でいちばんの名作だと思います。ちょっとだけ単純だけど、ラストはありだなぁ、
と思ってすっきりしました。
『きよしこ』や『半パンデイズ』、『ビタミンF』の「セッちゃん」ほどは感動できないかもしれない。
『リビング』『エイジ』のような斬新な面白さはないかもしれない。
『カカシの夏休み』などに近い、ある意味重松清の王道中の王道をいくオーソドックスな作品かもしれません。
どれもこれも素晴らしい作品ですが、個人的に、他の重松作品との比較で評価しました。
ちょっとだけ単純でマンネリを感じたのと、相変わらず10代後半の若者の描写が相対的に単純なので★1つ引かせてもらっています。
要するに小説の出来としては大満足、でも他の重松清作品のほうが好きだなぁ、ということで。
まず期待は裏切らない、とてもスリリングな家族小説である。キャラクターの掘り下げ、構成、ディテールのすべてが超1級で、全編を通して他人事ではすまされない切実感が貫いている。
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