古くから「サクラ」という言葉があるように、口コミを使った商品の宣伝は、決して新しい手法ではありません。
その「口コミ」に「2.0」を付けているのは、本書が述べているのがWeb2.0時代の代表的コミュニケーションツールであるブログとSNSを舞台とした口コミ手法についてだからです。
私のような門外漢からすると、マーケティングを生業にしている人というのは、横文字をたくさん会話に混ぜて一般人を見下すようなイメージがあります。(私の勝手なイメージです。マーケティング畑の方、ゴメンナサイ)
でも、本書は横文字で読者を煙に巻こうとするような本ではありません。むしろ、一般人にも分かりやすい言葉で、新時代のマーケティングを一緒に考えてみませんか、というスタイルで書かれています。
著者の分析によると、インターネットのユーザーの半分は、まだ「見てるだけ」というユーザーです。
残りの半分を、著者は次のような分かりやすい名前に分類しました。
(a)新しもの好きの「エバンジェリスト層」
(b)いわゆる“オタク”な「ネット住人層」
(c)自由な時間はあってもなかなか外出することができない「ネット主婦層」
(d)単一目的でネットを使う「韓流オバサンとネット株オジサン」
そして、ネットで口コミマーケティングの対象となるのは(c)のネット主婦層である、と言い切ります。
おお! このキッパリとした断定が気持ちいいですね。
以下、ネットで口コミを起こすための具体的ノウハウを明かしています。ちょこっとだけ紹介。
○(マーケティング担当者を)企業の顔ではなく「個人」の顔でコミュニ
ティにアプローチさせなくてはなりません。
○担当者として選ぶのは、できるだけ誠実で語り方にウソがなく、嫌みが
ない人がよいでしょう。
○口コミはコントロールできないのです。