若い頃に読んだ、「受験は要領」がまた復活しました。
この本のいいところは、「暗記カード」と、エビングハウスの忘却曲線を出して「復習を重視する」という点です。これは高く評価したいと思います。この2つに気づいて実践してから、ぐっと成績が上がりました。
ただ欠点は、「英単文の丸暗記」や「暗記数学」、「古文は現代語訳を読めばいい」などといった点です。
英単文の丸暗記は、「700選」と「英熟語ターゲット」「365(正確な本の名前は忘れました)」の例文を全て丸暗記しました。また著者の主催する緑鐵舎にも5年くらい入っていたのですが、そこの指定する宿題でも、やたら英単文の丸暗記を指定されました。
実際にやってみると分かりますが、どんなに苦労して丸暗記しても、1週間もすればきれいに忘れます。何回復習し直しても、1週間もすればきれいに忘れます。それが永遠に続きます。全く英語の成績は上がりませんでした。
緑鐵舎から東大銀杏学舎に変えて、「英語は文法から」という指示に従って、中学レベルの文法からきちんと勉強したら、一気に英語の成績が上がりました。
この本を読む方は、変に惑わされずに、「英語は文法から」ということをよく覚えておいて下さい。
古文も同じです。センター試験では見たことのない文章がでます。きちんと文法からやって下さい。
それから「暗記数学」に関してですが、若い頃に和田秀樹氏の「受験は要領」を読んで以来、暗記数学を14年間続けてきましたが、14年も数学をやっても、全く成績が上がらず、他の科目は偏差値60を超えているのに、数学だけは、40〜50台止まりです。
実際にこの方法でやってみると分かりますが、あんな長い解答を覚えることなど不可能です(もちろん理解を伴う暗記でも覚えられません)。
無理して覚えても、1週間もすればきれいに忘れます。何回復習しなおしても、1週間ごとにきれいに忘れる、それを永遠に繰り返すのです。
大学でも数学が得意という人(偏差値65くらい)に勉強法を聞いてみたら、「暗記数学」否定派ばかりでした。「最低1問20分は考える」と言っていました。
14年の長すぎる経験から、「暗記数学」はあまり有効な方法ではないと思います。
もう1点補足、記憶術は必ずマスターして下さい。通信販売や本で売っているはずです。この方法を知らずして、受験のあの膨大な量の暗記ものを覚えるのは不可能ですから。