見積もり、運用/保守、組織改革など広い範囲の内容を、
比較的浅いレベルで網羅している。
ノウハウ的な内容はシステム開発に関連する書籍を何冊か読んだことが
ある人間には割りと常識的なことしか書いておらず、この著者ならではの
独自情報は特にないと感じた。
類書と異なる特徴があるとすると、現在進行形で現場のリーダーとして
働いている人間として、「受託開発」という仕事自体をより楽しくしたい、
という熱い思いが前面に出ている部分と思われる。
しかしながら、モチベーション向上や組織運営の向上、という
視点での考察について学びたいのならば、古典的名著である
トム・デマルコの「ピープルウェア」の方を私としては強くお勧めしたい。
内容的には星3つの本だと思うが、「受託開発の【極意】」を
標榜しながら【極意】に相当する有益な情報が得られなかったことが
失望を大きくしたので星2つの評価とさせていただいた。