昭和20年代のおかしな事件を収録し、著者のコメントを交えてまとめた書籍。
切り口は非常に面白く、今じゃ考えられないような事件や、
当時だからこそ達成し得た珍事件なんかもあったりして、
ちょっぴりノスタルジーも感じてみたり。
しかし、せっかく面白い切り口なのに、著者コメントが少しもったいない気がする。
新聞を模した体裁になっている部分が多いせいか、コメントもカタめな口調が多く、少し笑いづらい。
もちろん、硬質な語り口だからこそ面白い部分も多くありますが、
書き方変えればもっと面白く書けたんじゃないでしょうか。
尚、後半にあるマッカーサー元帥の「演出」について記された著者の考察部分は秀逸なもので、
これは大局の陰に存在した戦後社会史として読む価値が大いにあると考えます。