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収容所(ラーゲリ)から来た遺書 (文春文庫)
 
 

収容所(ラーゲリ)から来た遺書 (文春文庫) [文庫]

辺見 じゅん
5つ星のうち 4.9  レビューをすべて見る (12件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 530 通常配送無料 詳細
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商品の説明

商品の説明

第11回(1989年) 講談社ノンフィクション賞受賞
第21回(1990年)大宅壮一ノンフィクション賞受賞

出版社/著者からの内容紹介

敗戦後12年目に遺族が手にした6通の遺書。その裏には、厳寒と飢餓と重労働のシベリア抑留に屈しなかった男達の感動の事実があった

登録情報

  • 文庫: 297ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (1992/06)
  • ISBN-10: 4167342030
  • ISBN-13: 978-4167342036
  • 発売日: 1992/06
  • 商品の寸法: 15 x 10.4 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.9  レビューをすべて見る (12件のカスタマーレビュー)
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By 内田裕介 トップ500レビュアー
形式:文庫|Amazonが確認した購入
昭和の戦争の実相を知りたくて
いろいろ漁っているうちに出会った一冊である。

昭和20年8月15日、ポツダム宣言を受諾したのち、
満洲にいた日本人がソ連に連行された。
その数なんと60万人。
極寒の地で12年もの間強制労働をさせられた。
いわゆる「シベリア抑留」である。

本書は無名の抑留者である山本幡男氏を主人公にして
シベリアでの過酷な生活を淡々と綴っていく。
いつ日本に帰れるともわからない日々のなかで、
勉強会を開いたり、句会を開いたりしながら、
決して日本に帰る希望を捨てず、常に前向きに
日々を精一杯生きていこうとする主人公と仲間たち。
その姿に強く胸を打たれる。

東京裁判やA級戦犯の論議が戦後の「表」なら
これは戦後の「裏側」である。
ここにも確かに戦争の実相があった。

日本人なら一度は読んでおきたい。
名著である。
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14 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 江口哲学 トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:文庫|Amazonが確認した購入
ハバロフスクの強制収容所で昭和28年8月25日に息を引き取った山本幡夫氏と、彼の遺書を昭和32年になって何とか家族の元へ届けた抑留者たちの物語である。丹念な取材を多くの人に行った結果だと思うが、山本氏の作った俳句や細々としたエピソードなども数多く収録されている。そのため、山本幡夫と言う人物のイメージが明瞭になると同時に、収容所の生活も鮮明になってくる。これこそが、まさにノンフィクション作家の仕事と言うものだろう。事実を淡々と時間軸に添って描写するだけでも、大きな感動を呼べるのである。
このレビューは参考になりましたか?
14 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
戦後シベリアに抑留されたある日本人を中心に、収容所のありさまを、丹念なインタビューによって再構築した力作ノンフィクション。いつ日本に帰れるとも知れぬシベリアの収容所で、飄々と、しかし不屈の精神を持って生きた日本人がいた。

主人公は遺書を残してシベリアで死ぬが、収容所からメモ、手紙などを持ち出すことは許されていない。それでも仲間たちが遺書を彼の遺された家族に届けようようと考え、実行していくシーンには胸を打たれた。

世に知られた人物の知られざる内面を描いた作品もノンフィクションの魅力だが、本書のようにまったくの無名人にスポットを当てることも、ノンフィクションの大きな仕事であろう。

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